現代活学講話選集 みんなのレビュー
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先哲が説く指導者の条件 『水雲問答』『熊沢蕃山語録』に学ぶ
2006/04/05 20:27
儒学や国学などの分野にも日本の古典といえるものがある
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の古典というと物語、日記、随筆、紀行文、和歌、俳句などが主体であろう。しかし、儒学や国学などの分野にも古典といえるものがある。しかし、そのような書籍についてはほとんど知られていないのではなかろうか。高校や大学教養課程の古典の授業でもそのようなものはとりあげられていないはずだ。もったいないことであるが、自分で見つけだすことは不可能に近い。どんな書籍があり、何を読むべきかを、先達に紹介してもらわないと、そのような本に近付くことができない。その先達として、山本七平や安岡正篤は最適である。
この本も、松浦静山の「甲子夜話」のなかの「水雲問答」と熊沢蕃山の「集義和書」を解説しながら、指導者の心得を説いた講演の記録である。どれも本書で初めて知る書籍である。政治経済の改革の実務に携わった人びとによる、実戦経験にもとづく考え・思想・哲学が表明されている。「甲子夜話」は江戸時代のうわさ話集ぐらいの思っていたのだが。熊沢蕃山も高校の日本史の教科書に名前が載っていたぐらいの記憶しかない。認識をあらたにし、原書をも読んでみたいと思った。
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