脱イナゴでしっかり儲ける２０銘柄バスケット投資術 みんなのレビュー
- 坂本慎太郎
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2018/07/23 23:09
思い込みにより成功し、思い込みにより墓穴を掘るパターン
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ヂャリや - この投稿者のレビュー一覧を見る
サラーリマン向けの兼業投資家を目指す人に書いたと著者はいう。
本当だろうか？
兼業投資家をしたこともない人が、その生活スタイルを想像して書いているから、
いたるところで墓穴を掘っている。
たとえば、
「自分で考えて選んでいくプロセスこそが投資力を高める」とある。
銘柄選び力の誤りでは？
サラリーマン相手だから、仕事の手順のようなものが投資する際にあると安心することを狙っているのはわかる。また、元ディーラーだけに理路整然と銘柄選定理由を述べられるまでになるのはわかる。
（社内説明や稟議に必須だったのでしょう）
ただし、それが儲かるとは限らない。むしろ過去の情報ばかりに頼っているので、
（いや理屈をつけるには頼らざるをえないのだが）
今後上昇の可能性は逆に低い。（いわゆる折込済みというやつ）
あるいは
銘柄選定のなかに「同時期にＩＰＯした銘柄を複数入れておいてもよいかもしれません」と著者。
出た！「よいかもしれません」って、何？
やったことないものまで書いてあるあたり、小ばかにしているとしか思えない。
極めつけは、東洋経済関係の本や雑誌を情報源で勧めているあたり、出版元を見れば、
なるほどと、逆に納得。本や雑誌などはすでに周知の情報ばかり。
まして記者の実力も不明（中には新人もいるだろうに）なのに、よくもまぁ。
こうして理路整然と曲がっていく初心者ができあがるというわけか。
一方、板の読み方解説のところは、さすが経験に裏打ちされていると感心。
過去にそれで成功して、成功にとらわれ、そのまま、失敗したパターンとみた。
それで、料金の高いセミナーや、無料のブログを運営しているのだなと。
投資をやっている感を感じたければ、あるいは銘柄選びのプロセスを踏むことに安心したければ
本書はいい参考書だ。
もちろん儲かる方法ではないのだが。
2018/05/23 21:55
投資力を向上させるための方法を書いた本
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：たぬきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般の株の本だと投資力の向上に主眼においたものが多いが、本書は投資力を向上させるためのやり方を記載した本という印象。投資力を鍛えることは、目の前のはした金を掴むよりもずっと大事だと思う。そういう意味で、一生モノの力を得るためには有用な本だと感じた。
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