アマゾンと物流大戦争 みんなのレビュー
- 角井亮一(著)
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紙の本アマゾンと物流大戦争
2017/04/21 09:03
Amazonおそるべし。もはや物流レベルの話じゃないですね
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:坂の下の落人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いまや日常になったネット通販の代名詞でもあるAmazon。
そのすごさは誰もがなんとなく体感していることと思いますが、ここまで進化し、徹底しているとは知りませんでした。
CVSの雄・セブンイレブンとはまた違う革新性と凄みを感じました。
もはや、一企業の物流問題というより、流通革命であり、流通界の寡占、一強時代の到来を予感させる内容でした。
実際、日本でもヤマト運輸や佐川急便などの運送業界が巻き込まれている現実があります。
AIやビッグデータを扱うテクノロジーとリアルなインフラである物流網の完備。これによって、確実にAmazonの支配力は高まりつつあります。
近い将来、小売流通・物流業界は完全にAmazonに支配されているのではないかと、冷たいものが走りました。
著者はこの分野に精通した第一人者。興味深い話をわかりやすく解説、また構成もしっかりされているので、Amazonや物流のいまを知るには、最適な一冊だと思います。
2017/01/02 20:34
面白く、読みやすい。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容にスピード感があり、読みやすく、一気に読めた。
面白かった。
『ロジスティクスを制するものが、ビジネスを制する』という。
「ロジスティクス」とは、ビジネスの世界では、企業の物流合理化手段を意味するのだそうだ。
本書のはじめのうちは、アマゾンの脅威について、その他。
『 なぜアマゾンの急成長に危機感を覚えるのか。その理由は、彼らの本質が
「ロジスティクス・カンパニー」であるからです。
ジェフ・ベゾスが公言する通り、ロジスティクスこそが彼らの最大の強みなのです。』
『専門家であるがゆえに、アマゾンが変えつつある世界がいかに戻ろうとしても
戻れないものであるのかが、よくわかります。』
『一度強固なロジスティクス網を張り巡らされてしまったら、外から見て真似ることもできず、
それに太刀打ちできるロジスティクスを作るのに相当な時間がかかることになります。』
『アマゾンが近い将来にもたらすのは、まさに経済の地殻変動です。
米国ではすでに大きく動き始めていますが、日本も例外ではありません。
多くの人に知れ渡ってから対策を練るのではあまりにも遅すぎます。』という。
『 米国のシリコンバレーでは、既存産業を壊滅させるという意味の「ディスラプション(Disruption)という
言葉が流行っていますが、アマゾンが既存小売業界や既存宅配業界を壊滅させるのではないかという話も
真剣に語られています。』
第二章で、米国でのウォルマートvsアマゾンの仁義なき戦いについてなど。
『 日本の企業が物流拠点を作るという場合、まず営業先、販売先を開拓し、
現状の物流拠点ではコストや納品スピードで不備が出てきて初めて、新たな拠点を考える、
というのが一般的です。
一方のウォルマートはその逆で、まず先に物流拠点を作ってから店舗展開を始めています。
なぜウォルマートは物流拠点を先に作るのでしょうか。私は、ウォルマートの創業者
サム・ウォルトンが元軍人であるという出自が大きく影響しているのではないかと考えています。』
『 恒常的な低価格を武器とし、日本版ウォルマートと呼ばれるスーパーマーケットに
「オーケーストア」がありますが、同社はウォルマートのEDLPを取り入れて近年急成長を遂げています。』
第三章で、アマゾンと競い合うための3つの戦略など。
ネットスーパーの現状やヨドバシカメラについてなど。
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