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七胴落とし みんなのレビュー

  • 神林長平 (著)
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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.0

評価内訳

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2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本

紙の本七胴落とし

2001/07/05 03:14

フィリップ・K・ディックをニューロマンサー化して....などと表現するのは陳腐だろうな

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆたやん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 神林長平の作品を読んだのはこの作品が最初だった。
 実は、表紙で買ったのだ。当時の表紙は今と違い、人間の顔が二つに分かれ一つと化すという不思議なイラストで、その不気味さに期待を込めて買ったのだ。衝動買いと言う奴だ。

 で、読んだときに思ったのは、なんて読みづらくて、ああ、ディックに似てるな…というものだった。ディックといっても、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」といったほうの作品ではなくて、ヴァリスや暗闇のスキャナーといった作品に似た感触がそこにあった。そして同時にウイリアムギブソンの「ニューロマンサー」が頭に浮かんだ。そしてなんだこれは…と唖然とした。

 小説ってこんなことを描けるんだ。描いていいんだ。

 舌がざらつく嫌な感じがした。そのくらいこの小説は現実ばなれしたリアルさをもっていた。味覚が文字を持てばこの作品になるんじゃないだろうか…。

 扱うテーマは少年時代の妄想である。しかし、妄想は現実の力をもっている。ここまで書けばタダのホラーだ。しかしここから神林長平が書くのは、それの言語的な解析だ。種明かしはなし。全てはそれが現実であると言うことを説得するための魔術。
 おそるべき文章力。

 この作品は魔書だ。読み、そして言葉という<魔>に魅入られるがいい。

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紙の本

紙の本七胴落とし

2003/03/05 21:18

編集部コメント

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:早川書房編集部 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 思春期独特の孤独と焦燥を、失われゆく感応力に仮託して描く初期代表作。羽住都による新カバー特別重版。

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