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ブラッド・ミュージック みんなのレビュー

  • グレッグ ベア, 小川 隆
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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.5

評価内訳

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紙の本

紙の本ブラッド・ミュージック

2002/03/08 13:36

なんでイントロンが計算機になるのか。

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:FAT - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最近「DNAコンピュータ」という文字を新聞なんかでも、良く目にするようになった。そのアイデアの嚆矢は、1994年にエイドルマン(Adleman)がアメリカ・サイエンス誌に発表した論文だそうだ。それから、10年弱まだ実用化段階ではないらしいが、特定の問題を解く手法としては、急速に発展しているそうだ。
 さて、本書『ブラッド・ミュージック』の中心的ギミックは、「知性をもち自己増殖するバイオチップ」である。染色体にあるイントロン(タンパク質合成の情報源とならない部分)がメモリー、演算子として機能するようになる変異を誘発させた結果、細胞が知性を持つというアイデアなのだ。そして、その変異した細胞が人間の体内で爆発的増殖していくと…、というのが本作の基本的なストーリーだ。
 Adlemanの論文発表が94年で、ベアが80年代に「DNAのイントロン部がとして機能する」というアイデアに気づいていたのだから、大したモンだと思う。だが、正直本作を読んだ限りでは、なぜ「イントロンが計算機となる」のかという点が釈然としなかった。
 さらに、感染パニックものとしても、人類進化ものとしても、今一つという感じだ。この作品の場合、「思考する細胞」というアイデア勝負のところがあり、その科学的背景に説得力がないと興を削がれる。80年代の『幼年期の終り』とされているらしいが、残念ながら、『幼年期の終り』を超える程のセンス・オブ・ワンダーを感じることはできなかった。

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