エアフレーム-機体- みんなのレビュー
- マイクル・クライトン, 酒井昭伸
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紙の本エアフレーム 機体 下
2008/02/01 16:46
汚らしい航空機ビジネス
9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
航空機の商売は汚い。本書には、この航空機ビジネスの汚さが克明に描かれている。動く金があまりにも大きく政治的影響力も大きいのできれいな普通の商売にはなりえない。政治家、フィクサー、口利屋がわんさか出てきては「お小遣い」をむしりとっていく。裏切り、騙し、何でもあり。それは日本に限らない話で世界的な常識でもある。かのロッキード事件だって、あれは「石油外交でアメリカのトラの尾を踏んだ田中角栄を追い落とす為の陰謀」なんという利いた風なことを言うやつが日本にはわんさかいるが、ロッキード事件は何も日本でだけおきたわけではない。オランダ、ヨルダン、メキシコなど世界各国の政財界をも巻き込んだ国際的な事件なのだ。この一連の事件で失脚したのは、何も田中角栄だけではない。皆、失脚したのだ。失脚した連中は、みんなアメリカのトラの尾を踏んだのか。違うだろう。
紙の本エアフレーム 機体 上
2001/11/07 00:11
手に汗握るサスペンス
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
テンポがいい。題材もいい。航空機業界の熾烈な旅客機売り込み合戦の内幕が、非常にビジュアルに展開されていく。中国向け大口商談に社運をかける経営者と事故原因の謎が、クライトン一流の味付けによって絡まりあいながら読者をぐんぐん引き寄せていく。それにしても「映画化決定!」って5年位前に帯に書いてあったけど、映画化の話は流れてしまったのかなあ。残念です。是非映画化して欲しい一品。
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