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エンディミオンの覚醒 みんなのレビュー

  • ダン・シモンズ (著), 酒井昭伸 (訳)
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.3

評価内訳

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紙の本

紙の本エンディミオンの覚醒 上

2006/03/31 02:20

補完すべき点もあるようですが、旅の終着です。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る

英国の天才詩人ジョン・キーツの物語詩の題名をそのまま使っていた
「ハイペリオン」シリーズの最終巻。
やっとオリジナル?の題名になりましたが、前作の正統な続巻です。

32世紀の銀河系を支配している「パクス」から逃れた
アイネイアーとエンディミオンたち。
彼らはマゼラン星雲に隠されていた地球へたどり着き、平穏な日々を過ごしていた。
しかし、その間も銀河系ではカトリック教会、軍部、経済界、
超AI群「テクノコア」などが暗躍していた。

再び、銀河系へ旅立つことになったエンディミオンはアイネイアーたちと
別行動を取ることになった。
辺境惑星へ隠しておいた宇宙船を回収するためだ。
転送ゲートを使った河下りで惑星を目指したが、、、。
苦難の末、惑星「天山」で再会したエンディミオンとアイネイアー。
しかし、その惑星で「パクス」と対決することになる。
「パクス」と結託した「テクノコア」が送り込む刺客。
「教える者」アイネイアーの真の使命とは?
「テクノコア」の真の目的とは?
「パクス」と「テクノコア」、「アウスター」の関係は?
人類の未来が、運命が動き出した、、、。

この作品を読み終えて書きたいことは数々あります。
何を書いてもネタバレになる気がしますが、、、(笑
それでも、いくつか挙げてみます。
独立した超AI群「テクノコア」を人工生命(AL)論で謎解きしていますが、
訳のせいでしょうか?
少し、理解に苦しむ点があります。
星野力氏、白石明彦氏などの人工知能、人工生命についての著書が参考になります。
他にキリスト教の教義、小乗仏教、覚醒“RISE”の意味など
気になった点(アラ?)が、、、。

特筆しておきたいのは過去の名作へのオマージュとシモンズ氏の「ホラー作家」らしさ。
シリーズの題名自体がキーツの物語詩から取ったように様々な作品に
酷似したシーンが目に付きます。
本作の第一部でエンディミオンが訪れた惑星の景観。
第二部でのダライ・ラマとの出会い。
惑星「天山」の生活や登場する「風使い」の存在。
第三部での森林軌道スフィア、エンディミオンとアイネイアーの別離と再会など、、、。
私の分かる限り、7作以上の作品がモトネタ(本歌)として使われているようです。
また、凄惨で血みどろな場面になると描写が活き活きとしてくるところなんか、
ホラー作家らしいと言うか、何というか、、、。

前作と本作はエンディミオンの一人称で展開しています。
いろいろと仕掛け(伏線)もあるのですが、緻密すぎてワカンナイ人もいるのでは?
しかし、筆力と言うか、読ませる力は大したもので
長い作品ですがSF初心者から上級者まで楽しめます。
「ハイペリオン」から本作まで一気に読むのがお勧め!
なんですが、4作(計8冊)で4300ページを超える
普通の文庫10冊分の長さなので、、、(笑

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紙の本

紙の本エンディミオンの覚醒 上

2003/01/14 16:41

堂々の完結

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:死せる詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『ハイペリオン』から始まる一連のダン・シモンズ流バロック・オペラSFシリーズ完結編。今までの三作で、無数に張られてきた伏線を少しずつ解きほぐし、ハイペリオンワールドをより深く掘り下げていく流れはファンにはたまらない快感と言える。何せ伏線の数が膨大なので、それらを一挙に解決する本書はそれに見合う分厚さがあり読めども読めども終わらないストーリはある種の麻薬である。しかしながら、折角SFとして凄まじい完成度なのに最終的な結論が「愛は宇宙を救う」的な発想なのは正直頂けない気もする。そんなことは気にさせないだけの圧倒的な物語の奔流は、パスクをテクノコアをそして虚空界を解体し読者の前に〈証明終了〉の文字を綺麗に打ち出してくれる。まだ地球からすらも離れられない私達に広大な宇宙をひしひしと感じさせてくれる、シモンズ氏の筆致は素晴らしいとしか言いようが無い。どっぷりSFに浸かりたいならば読むべし。

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紙の本

紙の本エンディミオンの覚醒 上

2003/05/18 19:54

最終巻に相応しく、文字どおりの圧巻

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「ハイペリオン」、「ハイペリオンの没落」、「エンディミオン」、「エンディミオンの覚醒」、シリーズ四部作の最終巻である。最終巻に相応しく、文字どおりの圧巻である。宇宙船に宇宙人、超能力に人工知能、時間旅行に異世界の旅、SFのあらゆる要素がそろっており、見事に取り纏められている。幾つかのSFのアイデアを、換骨奪胎したようなところもあるようだ。これまで読んだSFの中での最高傑作と言っても過言ではない。構想、構成、物語、細部の表現、文量、どの点から見ても大作である。主要登場人物もそれぞれ個性的で魅力があり、個々の世界の設定、その描写、登場生物、も興味深い。SFとしても物語としても一級品である。前作迄に語られていた様々な謎が、解明されているが、全てが説明されている訳ではない。最終巻ということではあるが、余韻が残り、続きを期待したいところである。

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