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ウィキリークスの衝撃 みんなのレビュー

  • 菅原出 (著)
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紙の本

ウィキリークスの衝撃 世界を揺るがす機密漏洩の正体

「無極性時代のパワー」であるウィキリークスと創始者アサンジは「時代の申し子」であるだ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2010年に世界をもっとも揺るがせたパワーといえば、なんといっても「ウィキリークス」であろう。

 米国の軍事外交文書の暴露情報サイトとして世界中に衝撃を与えたウィキリークスは、米国だけでなく「世界の外交にとっての9-11テロ」(イタリア外相)となった大事件を引き起こし、その余波は現在でも止まることなく続いている。
 米国を筆頭に、ウィキリークスに敵意を抱く勢力とウィキリークスとのあいだのインターネット戦争は、日本人の多くが知らないところで激しく攻防戦を繰り広げているのである。日本がらみの機密文書はいまだ公開されていないだけで、すでにウィキリークスの手にあるのにもかかわらず。

 本書は、このウィキリークスのもつ国際政治に与えたインパクトについて、その意味について日本人が考えるための手引きとして書かれたものだ。「日経ビジネスオンライン」に連載された原稿を一書にまとめたものだが、あらためて通読してみて思うのは、インテリジェンス分析の観点からみても興味深い内容になっていることだ。

 著者は、米国を中心とした外交、安全保障、インテリジェンス研究の専門家だが、本書では立場によってウィキリークスに対する見方が異なるのは当然という前提のもと、善悪の判断を一方的に下すのではなく、さまざまな角度からなされた分析情報を提供することによって、読者自身が考えるヒントを与えている。
 内容は、ウィキリークスの創始者のジュリアン・アサンジ、そして米軍内部の機密情報を漏洩したイラク駐在のインテリジェンス分析官ブラッドリー・マニングという二人の主要プレイヤーのプロファイリング、結果として大規模な情報漏洩が発生させることとなった「9-11テロ」以降の米国のインテリジェンス・コミニティ内部の「情報共有化」という背景、そしてウィキリークスが暴露した機密情報を使って読み解くイラク戦争・アフガン戦争・中東情勢の背景。さらに、「なぜウィキリークスの息の根を止められないのか」というインターネット技術にかんする解説が、背景説明として加えられている。

 米国一極中心の世界が終わったのは、米国のパワーが衰えたからというよりも、ウィキリークスもその一つである、インターネット時代の「非国家アクター」の存在が急速に増大化し、拡散しつつあるからだ。米国もそのアクターの一つにしか過ぎなくなってしまったのである。いわば「何でもあり」の時代に突入した現在、旧来の国家観にもとづいた国際政治学が急速に説得力を失っているのも当然であろう。

 「無極性時代のパワー」であるウィキリークスは「時代の申し子」である。いまだ公開されていない日本関連の外交文書や、日本企業がらみの機密文書が公開されたときに備え、知的想像力を鍛えるための必読書として一読することを薦めたい。

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