素数に憑かれた人たち みんなのレビュー
- ジョン・ダービーシャー(著), 松浦俊輔(訳)
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2005/01/04 20:20
総数の数と分布に関する研究の歴史を紹介
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投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰でも、自然数とその四則演算は、知っているであろう。分数の乗除算はできない大学生もいるというが。この本の話題は、自然数の範囲内の話である。もっとも、解析学までつながってはいるのだが。1、2、3、……という自然数の中で、最も面白い数は、素数であろう。素人にとってだけでなく、数学者にとっても興味のあるものであるらしい。この本は、その数学者達が、素数が無限にあることや、それらがどのように分布して存在しているのか、その研究の歴史を、紹介している。数学的な内容は理解できないことが多かったが、なんとなく問題と考え方のイメージというか、全体像のようなものは、掴めたような気がする。数論が解析学といかにに結びついているか。単純な疑問も、数学の多種多様な分野と関係している。そのことが理解できた。そのように広い分野と関係しているからこそ、素数の分布という課題が、数学者の興味を引き付けるのであろう。勿論、百年以上解決できていない問題という、困難さも挑戦意欲をかきたてるのであろうが。
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