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ヤクザに学ぶ交渉術 みんなのレビュー

  • 山平重樹 (著)
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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.7

評価内訳

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2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本ヤクザに学ぶ交渉術

2005/09/10 22:27

学ぶことは何もないが、面白くは読めた

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

昨年中間管理職となり、組織外との折衝でもより大きな責任を負うことになりましたし、能力はないが要求だけは高い部下を説得したり、上司の過大な要求をかわしたりと、組織内でも毅然たる態度をとる必要に迫られることが多くなりました。そんな私にとって本書は、「ヤクザに学ぶ」というところはさておき、「交渉術」というタイトルは大いに注意を引いたのです。

 プロフィール紹介によれば、著者はこれまでヤクザの評伝を数々書いてきたフリーライターということです。長年の取材過程で蓄積したヤクザの交渉事例をまとめた一冊というところでしょうか。

 端的に言ってしまえば、ヤクザの交渉術は、詭弁・強弁・因縁の類いでしかありません。相手を説得するための理知的な術(すべ)という印象は与えません。相手のちょっとした言葉尻をつかまえては完膚なきまでにたたきのめし、そうすることで十中八九自分の負けであった交渉を有利にひっくりかえすべし、ということを実例とともに紹介しているのが本書です。

 ヤクザが、シノギ相手にしろカタギ相手にしろ、こうした戦術を取ることが可能なのも、最終的には暴力によって相手を殺害してしまうことがありうるということが、互いの了解事項として存在しているからでしょう。それは、核兵器をちらつかせながら外交交渉を有利に進めようとする国のようなものです。

 法に則って民主的に生きようとしている読者にとって、暴力を背負って初めて成立するような交渉術は学習対象になりえません。その点で本書のタイトルは羊頭狗肉。読者を欺いたものだと指摘できます。

 しかし実のところ私は本書をかなり楽しく読みました。詭弁や強弁は、他人事である限りはバカバカしくも喜劇的で、楽しく眺めていられるものですから。よくもまあこれほど強弁できるものだと呆れると同時に、その突き抜けた詭弁に思わずあっぱれと感じ入ってしまう事例がいくつもありました。

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紙の本ヤクザに学ぶ交渉術

2005/01/26 17:31

舌先三寸ではない,相手を説得させるだけの理論武装はすごい。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひな玲生子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は,「ヤクザ社会に精通した著者が書き下ろす現代人必読の実用的エッセイ」である。内容が生々しい。しかし,実名や実組織ではかけないため,“A会長”,“B組長”,“T組長”,“M氏”という具合だ。でも決して怖い内容ではないところがユニークだ。ヤクザというだけで,人間の屑だと決めつける人がいるが,この本を読むとその認識を改めると思う。

この本を読んだきっかけは,知り合いの勧めである。タイトルが「ヤクザに学ぶ交渉術」というので,どんなことを学べるのだろうと興味津々で読んでみた。読み始めたらその内容に圧巻だ。なんせノンフィクションなのだからリアリティがあるのだ。

自分達はいわゆる「こちらの社会」にいるので,「あちらの社会」のことはまず知らないのが当たり前である。そのような前提があるので,読み物としても興味をそそられる。なんでヤクザに交渉術なんか学ぶのか,一流営業マンのノウハウ本の方がいいのではないかと思う方もいるのではないか,しかし,この本を読むと,命を賭けて交渉するヤクザの方が,一流営業マンより優れた交渉術を身に付けていると感じる。

ヤクザ社会だから,という色眼鏡を外すと,相手の立場を尊重すると交渉はまとまるとか,自分に分が悪くても逆転する交渉の運び方など,脅し,賺しを使って交渉するのではなくて,真っ向から法に触れない交渉をして,掛け合いに勝つ術を知るだけでも読む価値がある。

ヤクザ社会は,組織構成がしっかりしており,へたな堅気の会社より,よっぽどしっかり組織運営が営まれているし,最近の会社では,難しくなってきている上下(上司部下)のコミュニケーションもしっかり形成されている。

営業で,お客様に対し弱気になってしまい,何事もうまく説明できない人は,一度この本を読んで,交渉の進め方など参考にしても良いのではと思う。ヤクザの交渉術とは脅しているのでなく,相手を説得させるだけの理論武装をしており,決して舌先三寸ではないということだ。

一般の社会でも,口先だけではすぐにメッキが剥がれる。相手がどのように言ってこようとも言い返せるだけの理論を備える姿勢は,社会人として学ばなくてはいけない部分であると強く思った。

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