愛の病 みんなのレビュー
- 狗飼恭子 (著)
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紙の本愛の病
2004/12/01 22:35
毎日恋一色
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投稿者:オクヤマメグミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の描く小説世界が「まんまに」詰まったエッセイ集。
恋愛一色の世界が重くて、一時期遠ざかっていたのだが久しぶりに手に取った。「愛の病」なんてかわいらしい表紙。
著者は自らを「恋愛依存症」と言い切ってしまうくらい毎日毎日恋のことばかり考えて生活している。
歯ブラシやマグカップはおろか、店で流れる音楽や駅の待ち合わせ場所等、現在過去未来(はないけれども)の恋に関連付けて思ってしまう。
ある意味才能かもしれない。
もちろん私にだってそういう時期はあった。エッセイの中で頷いてしまう箇所もあったもの。だけどあれから何年か経って、それだけ考えて生きていくには時間は短すぎると悟った。他にもやることはたくさんあるのだ。
本当に恋一色なのだなぁ…と感心してしまった。
逃げ道を作って恋と他のものを分けて計算するよりも、ここまで恋愛にのめりこんだ方が後悔はしないかもしれない。
全身かけて誰かに恋をする。
ただ、さじ加減を上手くしないと「狂気」じみたものになってしまうから注意が必要だ。「愛の病」なんてかわいく言える位にとどめておきたい。
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