3・11後の世界の心の守り方 「非現実」から「現実」へ みんなのレビュー
- 小池龍之介
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本3・11後の世界の心の守り方 「非現実」から「現実」へ
2013/02/14 16:50
エッセイです
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こけさま - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は筆者には珍しく、マスコミに対する批判があります。
東日本大震災に関する報道姿勢です。みんなで悲しみつづけなければいけない
「空気」の暗なる強要を感じるということ。それにより仏教でいう、第二の矢をみずから
射して、苦しめられている。つまり、マイナス感情のループにより
自らを何度も苦痛を強いられてしまっているとのこと。
3.11後とありますが、東日本大震災後は日本は何かが変わりました。何が変わったか、具体的に説明できないですが、被災地でなくとも、
悲壮感、終末感が漂っているような気がしてなりません。ニヒリズムや
アナーキズムを超えて、虚無感に近いようにも思えます。
津波で命を落とした方への祈りに対して
ケチをつけるつもりは、私もありません。ただ、生きている以上死は誰にでも
訪れます。それは長く生きていれば、身を以って周囲が教えてくれるので分かります。
生きている人間が各自が考えて、震災の意味を問えばいい。
マスコミのように無責任に(すべてではないですよ)人の感情を煽ることの危険性、そしてそれによって苦しむ現代のまじめな日本人への蜘蛛の糸に思えました。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |