萌える!魔女(ウィッチ)事典 みんなのレビュー
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紙の本萌える!魔女事典
2015/09/30 23:35
深い!!
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投稿者:でんしゃずき - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前から気になっていていたこの本。「入手できません」の表示になったことが自分の記憶では何度かあって,手に入れられるのか不安を感じたが,入手できた。
字は小さめで内容が濃く,深い。表紙絵に騙されてはいけない。
中身だが,大別して「架空の魔女」と「実在の魔女」の2種類の魔女が取り上げられている。そのほか,文字中心だが補足的内容として「世界の魔女の小事典」というページがある。更に「男魔術師の小事典」もある。
収録されている「魔女の地域」だが,「売り」のカラーイラスト付きのページでは欧州が中心である。しかし,「小事典」ではアジアやアメリカ等広い地域
の魔女についても記載がある。
魔女について知ることは,大雑把に書くと,「欧州の宗教・伝承・歴史について知ること」でもある。私は学生時代,英語圏の人間との交流に備え,英文科の「聖書研究」の授業を履修したが,この本でもそういう使い方は可能だと思う。また,英米文学を学ぶ準備にもなるだろう。
印象に残ったのは,「箒で空を飛ぶ魔女は少ない」ということと,「北欧神話とゲルマン神話」には関連がある,ということである。
一つ問題に感じたのは,「絵」である。「萌える」だから,容貌が「おばさん」「おばあさん」の筈の魔女でさえ「そういう絵」になってしまっている。これは誤解を招くと思うのだが,ぎっしりと詰まった内容を考慮し,見逃そう。
「特に」欧州史に関心のある方には「魔女や民間伝承に関心が無くとも」是非お勧めする。私は,欧州の歴史を知れば,現代世界のより深い理解に繋る,そう思うからである。
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