「俺はまだ恋に落ちていない」シリーズ みんなのレビュー
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2015/08/25 13:59
期待賞はすごく納得
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校二年生の赤井公は、友人の田所祐一から妹を紹介される。アクティブでちょっと強引な高校一年生の恵衣美と、占い好きで控えめな中学三年生の詠羅だ。田所は赤井に、彼女たちにアタックする権利を与えるという。
とにかくせっかく知り合ったことだし、恋をしているわけじゃないけれど、友人として彼女たちと仲良くなろうと接するのだが、恵衣美と詠羅の仲が超絶的に悪く、こちらを立てればあちらが立たない感じになってしまう。
しかしそこを、持ち前のポジティブさで強引に押し切った時、彼女たちが彼に課す課題とは…。
正直言うと、赤井公という人間を魅力的に見せるための、彼の信念を紹介するエピソードが盛り込む様な構成にした方が、もっと納得感があったとは思う。ストーリー展開もブツ切れに感じるところもあり、まだまだ一本の小説としては向上の余地がある気がする。
しかし、恵衣美と詠羅は、キャラとして生っぽくて良い。つまり、本当にこういう人間がいるかもしれないと感じさせる台詞や行動が出来上がっている気がする。言動は無茶苦茶かもしれないが、人間として無茶がない。これはかなり珍しい美点だと思う。
という訳で、キャラメイクは今の方向性で、かつ、ストーリー構成がもっと上手くなれば、すごく良い作品が出来上がってくる気がする。なので、期待賞はすごく納得。
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