攻守ところを変えて―日銀副総裁になった経済記者 みんなのレビュー
- 藤原作弥 (著)
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2000/10/26 00:17
1999/6/28
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投稿者:日経ビジネス - この投稿者のレビュー一覧を見る
36年間時事通信社で主に経済、金融畑を中心に記者生活を送ってきた著者が昨年3月、日本銀行副総裁に就任した。本書のタイトル通り、取材する側からされる側へ、攻守ところが入れ替わったのである。
著者は、昨年4月の新日銀法施行に向けて金融制度調査会・日銀法改正小委員会委員を務めるなどの実績を買われて現職に就任した。ところが、就任当初マスコミからは「ドンキホーテのように無謀だ」「外様のジャーナリストに何ができる」などと批判された。本書は、そんな風評に臆することなく、経済記者の目で組織改革を推し進める著者が、平成不況や日本の将来、そして日常の様々な話題を独自の切り口で綴ったものだ。
エコノミストらの景気予測については、「政府、日銀、シンクタンク、経済学者はみな討死にし、死屍累々」だと批判。日本に求められているのは、為替の変動相場制移行で世界をあっといわせた米国のニクソン元大統領ばりの大英断だと指摘する。その他、高齢化社会、慰安婦問題、メディア批判、比較文化や旅行記までテーマは多岐にわたり、現代の世事風俗を知るためのエッセー集としても楽しめる。
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