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密室入門 みんなのレビュー

  • 有栖川有栖, 安井俊夫
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紙の本

紙の本密室入門

2012/03/28 21:38

「不動産のチラシに間取りが描いてあると、中に死体の絵を描いてしまう癖」って、ミステリ作家はどれだけ密室好き?!

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アヴォカド - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミステリに「密室」は欠かせない。
本格ミステリの有栖川有栖さんと、建築家でありミステリファンの安井俊夫さんが、ミステリ作家と建築家の立場から「密室」について語り合う。

密室の定義や分類を系統立ててしてある。
入門編としてのブックガイドとしても役立つ。
そして、机上の理屈としてだけでなく、建築家としての、現実に可能かどうか、の考察。

ミステリを語り合う時についてまわるネタバレの難しさも、うまくクリアしている。(ネタを説明せざるを得ない時にはタイトルを明かさない、ってこれはいい方法。読者がここでネタを知ってからその作品に当たっても、ああ、これのネタだったのか!と驚ける)

有栖川さんの作家としての姿勢も、そこここに垣間見ることが出来る。「不動産のチラシに間取りが描いてあると、中に死体の絵を描いてしまう癖」って、一種の職業病? 描いてみたくなる気持ちがわかるような気もするよ。。。

それに、ええ、そうだったの?!と初めて知ることも。
例えばエレベーターのトランクルーム、鍵のしくみ…など。
更に言われてみれば確かに、昔からの日本家屋は家の中に鍵がなく、ふすまや引き戸で分けているだけなので密室になりにくい。
なるほどそれでよく洋館が舞台に選ばれるわけだな、と納得する。

最近の家は、「プライベート空間はクローズにして、その内側で開放感を味わう」ようになってきていると言う。防犯ということも大きいだろうけれど、人と人の関わり方がそもそも変化してきているのかもしれない。

方法は出尽くしたのかと思われても、家の構造や人の関わり方や人の心理などの変化とともに、「密室」もまた、新しいバリエーションを生んで変化してゆくのだろう。
「密室」に終わりなし。

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