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きゅーきゅーキュート! みんなのレビュー

  • 野島けんじ, 武藤此史
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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

紙の本きゅーきゅーキュート! 10

2009/05/27 21:52

魔界編の結末はドラマティックに

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

“ササラ姫のお婿様選考会”の完結。といっても前巻で勝敗はほぼ決していたようなものなので、本巻は「その後」の顛末である。キュート達にとってはシリアスな展開にあって何か面白いというか可笑しいのが前半から中盤のササラ姫。とにかく『あるいは』で続く独特のセリフ回しをこれでもかと読むことになる。特に長セリフだと『あるいは』が2つも3つも出てくる(このためにセリフが長くなっているような……)ため何だか可笑しくて仕方がないのである。いちいち同義語『あるいは』同義表現を探す必要があって作者も大変だなと思った。あとシィちゃん。『あのね、シルティシャープね』で始まる彼女の話し方も笑いを誘う。いい場面で無邪気に現れては展開を大きく変える牽引役を果たしており、ササラ姫付きのメイドに一発かまされたものの、いろいろな意味でのシィちゃんの無敵振りは今回も健在だった。

ほとんどがササラ姫の所有する飛行船の中、そしてクライマックスまで大きな動きも見せない今回のストーリーでじっくり描かれたのが理刀とキュートの心情である。ササラ姫のことを好ましく思ってはいるがラヴではない、でもササラ姫を傷つけたくないと考える理刀の優しさ(優柔不断?)と、想い人を奪われるかもしれない焦燥感の中でも無力な自分、逃げ癖のついている自分を省みるキュートの揺れ動く心情がたっぷり綴られている。気持ちこそブレないもののちっとも決断出来ない理刀、しがらみもあって心が右往左往するキュート、どっちもどっちで少しヘタレ気味な2人なのだが、最後に見せたキュートの一世一代の行動(蛮勇)が一気呵成な解決を迎えることになる。ベタだが心地よいクライマックスである。最後の【休止符的プロローグ】では、随分強くなったササラ姫の反撃を予感させる次への予兆が描かれている。

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紙の本

紙の本きゅーきゅーキュート! 13

2011/06/24 18:00

極めて王道な展開故のヒーロー&ヒロインの面白さ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

4月に出版(おそらく3月には脱稿)しているせいか、岐路に立つ若者の“選択”が描かれている。提示された選択肢を受け入れるか否か、あるいは選択肢の無い提示への諦念と葛藤。ある意味では実に本シリーズらしい青春っぽさを感じた第13巻である。

どちらかというと前半は前向きな選択肢についての話なので、読んでいても気楽さがある。新たな旅立ちは仲間との別れを伴うもの。しかし、誰もがいつまでもその場にいる訳もなく、誰もがどこかへ旅立っていく。失うものもあるけれど、新しい世界では新たな出会いもある。そんな普遍的な選択肢の中で自らの進路という未来を迷う理刀が描かれている。しかし、これは選択の余地もなく絶望的な未来を示されたキュートとの対比である。

キュートの素性が与える要因によって無理矢理に仲間との距離を変えられてしまう後半は哀しみに彩られている。これがまた実に王道中の王道と言う他ないほどベタなメロドラマの様相を呈していくのだが、これにより理刀というヒーローとキュートというヒロインがお互いの役どころを引き立てることとなる。まぁ、よくよく考えれば、過去に魔族の姫君が宿した使命を何故にその眷属が今になって請け負わねばならないのか、という素朴な疑問も発生するのだが、このシリーズもようやくクライマックスへ差し掛かってきたとの感慨も芽生えるアツい展開とも言えよう。毒舌丸の本当の正体も明かされている。

しかし、絶望的でやるせなく哀しい宿命から逃れようとの意気込みを打ち砕く、まさに一難去ってまた一難という究極の“選択”が最後に提示される。どちらに転んでも同じ結果を招く理不尽な選択肢からも逃れる術はあるのだろうか。

余談だが、後半に出てきた自称“上流竜属”が面白い。いつの間にか定着した決まり文句が実にナイスなタイミングで発せられて笑いを誘う。哀しい局面を1人(1頭?)で和ませてくれたお茶目さんの今後の動向にも注目したい。

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紙の本

紙の本きゅーきゅーキュート! 11

2009/12/27 20:28

今回はかなり面白い!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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バレンタインで手作りチョコという定番王道ネタを巧みに利用してヒロイン達の願望を上手く描いた今回は大成功ではなかろうか。あらすじに書かれているようにフォンターナ家九女テンペランスの「願望パウダー」なる魔薬が混入されたチョコが巻き起こす騒動が予想外の威力で実に面白かった。

このパウダーはバレンタインの翌日、物語的には第四章の後半から急に効き目が出る。黒媛いきなりの変貌が驚嘆である。これまでのような遠慮のない強力無比の積極さで理刀の新妻(むしろアツアツの同棲中って感じ)を演じて読み手を悶絶の極みに叩き込む。これはヤバイ。前巻『SS』の比ではない破壊力が炸裂している。実はこれには捻りのある事情があって黒媛の願望100%とも言い切れないのだが、もっともっと読みたいと思わせるニヤニヤ度は100%、あるいはそれ以上の場面だった。似たような積極さで理刀を誘惑する巴の蠢惑的な振る舞いも瞬間的には黒媛に負けていない。ただ、キュートはどうなるかと言うと、これが意外にも別の方向に暴走して本巻のクライマックスを演出することになる。理刀への想いに負けないくらいの“もう1つの願望”が噴出して大混乱!となるが、解決法が割とはっきりしているので、ハラハラドキドキというより、どのように収束させるかを楽しみながら読めた。理刀の最後の一言が効いている。物語としてはほとんど進展していないが、バレンタインの良きドタバタ騒動という面白いエピソードとして、いつもは真面目なヒロイン達があからさまにはっちゃけるギャップを楽しむには申し分のない出来の良さである。

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紙の本

紙の本きゅーきゅーキュート! 7

2008/11/08 00:01

これまでで最もラブラブ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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本編の進展は一段落して主人公【理刀】とヒロイン達がデートしまくる第7巻。これまでも理刀とキュートの恋模様を中心に、スイートや巴(最近は黒媛も参戦中)の想いは綴られてきたが、ここにきて一気に順番デートをする展開になった。読み手としてはニヤニヤが止まらない話である。よくやってくれた!ありがとう!そんでもって期待通りに面白い!それも、魔法の力で思いもかけない展開になった人、大人になった人、病気になった人など、それぞれの思惑が期待以上になったり足枷になったりするところは作品の特性を活かした上手な演出である。それでも本シリーズの場合、理刀がニブチンではあるもののヘタレでは無いため、キュートとそれ以外の女の子達とではまるで異なる気持ちを抱いているところが、優柔不断が全盛の昨今では珍しいとさえ言える。基本的には黒媛や巴といったところを応援している天の邪鬼なので、まさかの展開も(心のどこかで)期待しているのだが難しいだろう。こういう話をこれからもどんどん挟んでくれる嬉しいのだが。

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紙の本

紙の本きゅーきゅーキュート! 12

2010/08/25 20:50

魔界の“裏事情”が少し見えてきた

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある意味いつも通り。理刀をぐるりと囲む女性陣の「理刀争奪戦」に今回は雛祭りの要素を加えた形だが、出番を待つ人が腰掛けて、お茶を啜りながら「バトル」を眺めている牧歌的な雰囲気である。商店街のイベントに絡めているので、レゾン学院以外の女性が出てきたりもするし、このトーナメントの行方も少々意外と言えば意外な様相を呈したりもするのだが、まぁ、いつも通りの緩やかで和やかなノリである。

しかし、このレゾン学院以外の女性(2人+ α )というのが本巻の肝である。1人は単なる賑やかしなのか後の伏線なのかが判然としないが、ある目的を持って出てきた人。語った内容と実際とのギャップがお茶目で悪くなかった。ただ、もう1人、というか、この人が属する組織や関わってきたものは、これからかなり重要になってくるものと思われる。キュートに隠された秘密の鍵を握る魔界の“裏事情”が今回少しだけ出てくるのである。そして、この人の主たる人物が意外なところに潜んでいるのだが、これが本来の役どころに比べて随分ヘタレ。その真意は分からなくもないが、あまりにも威厳に欠ける振る舞いが却って微笑ましかったりもした。というか、気勢を削いでしまうほどキュートが毅然と挑んだ結果かもしれない。秘密の良い友達ができたかのようである。

さて、サブヒロイン達が意外にも頑張り始めたこともあって、ラヴコメ成分が徐々に増量、今回もいろいろと華を添えている本編だが、全員が揃うとどうしても分散してしまうのが玉に疵。ヒロイン別の『SS』シリーズが恋しくなってしまう。次の『SS』があるならば、今度こそ巴編を希望ということで、どうかひとつ。

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紙の本

紙の本きゅーきゅーキュート! 9

2008/12/23 18:38

魔界編はまだ終わらない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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魔界編の続きだが、前後編かと思っていたら、どうやら前中後編らしくて今回も続く、である。ササラ姫のお婿さん(候補)決定戦がずっと続いている。シルティとコンビを組むはずが、なぜか2回戦では黒媛と組むことに。毒舌丸の影のサポートで案外呆気なく終わるのだが、黒媛は別の意味で結構楽しんだ様子。後から現れたシルティを少し邪険にしているのが微笑ましい。ササラ姫の想いや悪だくみする連中の存在などから本気で勝ちにいかなければならなくなる展開は良いと思う。大人びた打算はラノベには好ましくない。次の最終戦では巴とコンビになるが、ここで巴が大活躍!ちょっぴりセクシーなサービスも含んで「理刀のために」の一念で頑張る姿にキュンキュンしてしまう。ほんの些細な理刀の言動に喜んで思わぬ「覚醒か?」というほどの強さまで発揮してしまう。乙女の強さここに開眼である。誰が見てもくっつき過ぎだろうという極端な密着がずっと出来て巴も内心大喜びな展開だった。結果的に今回は理刀と別行動になったシルティは、自分と百香の危機に激強さを見せる。舌っ足らずな言葉遣いと桁違いの強さとのギャップがかなりのサプライズで良かった。思わぬ弱点も判明するが、かなり可愛らしくなったシルティである。これで終わりかと思ったところで続いてしまうが、魔界編はおそらく次巻で終わると思うので結末が楽しみである。

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紙の本

紙の本きゅーきゅーキュート! 8

2008/12/21 20:29

大事に巻き込まれる理刀が災難な魔界編

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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いつか行くのかな、とは思っていた魔界編である。突如現れた魔界からの転校生が、そう言えばそうなるよね、というアノ人の正体だったり、一緒にやって来た超ロリっ娘が以前はちょくちょく出ていたアレだったりして、いろいろとお膳立てがあって魔界へ向かうメンバー達。前巻に比べて残念ながらラブ成分がおとなしめなのは、魔界でみんながバラけてしまうから。理刀は超ロリっ娘【シルティ】と終始行動を共にする。何とも頼りないシルティだが、魔界で理刀がすべき最小限のことは知っている様子、というか、そう誘導されている感じ。そうして各メンバーがいろいろと魔界を体験しながら、ある場所に集められ、あるイベントに参加させられる状況になっていくのが、いかにも魔界編の始まりを感じさせ、そのイベントが彼らにどんな影響を与えていくのかが今後の鍵になりそうである。実に災難な理刀ではあるが、この窮地の切り抜け方次第では、もしかしたらキュートとの仲が親(姉達)公認になるかも?である。

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