ソムリエール みんなのレビュー
- 城アラキ (原作), 松井勝法 (漫画), 堀賢一 (監修)
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紙の本ソムリエール Vol.10 (ヤングジャンプ・コミックスBJ)
2009/05/24 00:02
あくまでも主役は人間
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ワイン愛好家は強硬に否定するかもしれないが、本来ワインはそれ自体が主役ではないはずだ。料理の味を引き出したり、楽しい雰囲気を作り上げたり、何かのきっかけになったりする、縁の下の力持ちが本来の姿だと思う。それを無視して主役に祀り上げようとすれば、エゴイスティックで鼻もちならないものになってしまう。
この作品の良いところは、ワインを中心に置きながらも、ワインを作品の主役にしていない点だ。あくまで主役は人間である。ワインはその人間を彩るための道具に過ぎない。沈黙はしない、でも、語りすぎもしない。そんなさじ加減がちょうど良い。
そして、若きソムリエールである樹カナの、大胆ではあるが未だ未熟な対応も、本来の主役を引き立てる効果を生み出していると思う。
紙の本ソムリエール Vol.8 (ヤングジャンプ・コミックスBJ)
2008/11/23 14:14
偉大な先人と同じくらい偉大な現代人はいる
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、惰性で購入したのだが、今回はいつもより良かった。エピソード的には、開国期にカリフォルニアでワイナリーを経営した長沢鼎の逸話を知れたのは収穫だった。おそらく現代にも、世界のどこかで、日本では話題になることもなく頑張っている日本人が多くいるのだろう。
今回は、片瀬支配人がメインのストーリーがいくつかあり、それが光っていたように思う。カナが若さでズカズカと踏み入って壁を壊す話も悪くはないのだけれど、時を経たワインに重ねて何かを語るような格好良さは、片瀬支配人の様な深みのある大人に言われた方がしっくり来る気がする。
個々のストーリーはともかく、全体的な流れとして、カナの恋愛話にシフトして来たようだ。どのようにしてワインと絡めて物語を構築していくのか楽しみ。
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