風光る みんなのレビュー
- 渡辺多恵子(著)
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2014/03/27 23:01
待ってました新刊!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こうめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史が動いている…!と感じられる巻でした。
有名な歴史の出来事の裏で、そのとき新選組は御陵衛士はどうであったか、というのを読むのが楽しかったです。 どのキャラクターもいい味出ていて本当におもしろいマンガです!いつも思うことですけど!!
土方さんのかわいさは必見物でしたよ(*^_^*)
電子書籍風光る 20
2013/07/08 21:04
早く続きを!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:モノクロ+ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻から電子書籍が配信されないから早く続き読みたい!
だんだんセイのことが気になってきてる総司に注目です。
2006/01/27 20:25
待ちに待った風光る(19)発売!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いちごプリン - この投稿者のレビュー一覧を見る
任務で大阪へ赴いた局長・総司・セイの三人。そこでセイちゃんが出会った遊び人、浮之助の正体にびっくり!!
セイちゃんの恋も進展しそうな予感で、総司の行動や言動にハラハラドキドキさせられちゃいました。(まったく、総司は気づいてないのか確信犯なのか・・・という感じです。)
私てきには、土方さんの素直じゃない可愛い一面が見られただけで大満足☆
それに、歴史が苦手な私でも、この1冊で当時の情勢がどうなっていたのかよく分かりました。楽しみながら歴史の勉強ができました☆
続きを早く読みたい1冊です!
2004/02/17 01:43
久しぶりに出会えた。こんなに心を鷲掴みにする少女漫画に。ついでに苦手だった歴史・時代物も克服できた。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:パンちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史物・時代物の小説は苦手だった。なぜなら、分かりにくいし作品の中に入りづらいから。読者自身が、その時代の背景をある程度分かったうえで読むことが必要と言われてるようで、私のように歴史は全くといっていい程にちんぷんかんぷんな人間は置いてけぼりにされることもしばしばあった。
歴史物・時代物の漫画も苦手だった。なぜなら、歴史ちんぷんかんぷんの私でさえ嘘臭いと違和感を感じずにはいられない絵のものがしばしばあったから。
そんななか、この作品は私を見事に歴史好きにしてくれた。
主人公の富永セイは、性別を偽り神谷清三郎と名乗り新選組に名前を連ねる女の子。
「私は女子ではありません。武士です」が口癖の彼女だが、彼女の秘密を知る沖田総司に密かに片想い中。沖田にとって一番大切なのは主君である新選組局長・近藤勇。近藤と副長の土方のためなら命さえも惜しくないと言い切る。自分は一番大切な存在にはなれない——そんな男に恋するなんてつらすぎる。恋敵がいることよりもつらい事だと思う。だが、最近ようやく沖田に微妙な変化が見え隠れし始めた。おやおや?とセイちゃんの恋を応援する読者としてはにやけてしまう。
武士(おとこ)と認められたからこそ沖田の傍にいることができ、女子に戻ったら傍にはいられない。彼女のこの切ない想いの行方はどうなってしまうのか。
恋のことばかりではない。この巻ではセイちゃん大ピンチが立て続けに起こる。新入隊士の中村五郎に女子だと見抜かれ執拗に求愛されるなか、今度は元服の問題が持ちあがる。元服するということは、前髪を剃らなければならない。今までの月代を半分だけ入れた姿でさえ、15巻現在になってもまだ痛々しく見えるのに、前髪まで無くなったらと思うと可哀相で本当に涙が出そうになった。彼女の恋は応援したいが、そこまでして沖田の傍にいたいのかと思うと、いじらしいという感情を通り越してやり切れない気持ちになる。さらにはセイの亡き父親の友人である医師の登場で女子だとバレそうな事態になったりと危機が彼女を襲う。
新選組といえば、土方歳三、沖田総司、斎藤一の名前くらいしか知らず、何やら池田屋事変というものがあったらしいということしか知らなかった。そんな歴史ちんぷんかんぷん人間の私でさえも、この作品はすんなりと受け入れられた。登場人物に魅力があるのはもちろんだけど、時代背景が分かりやすいうえに絵がとても丁寧。特に背景は素晴らしく、隅々までじっくりと見てしまう。
家屋(屋根の形)から女性の髪の結い方まで江戸と京での違い、そして時代考証もきちっとしており、史実をふまえながら面白く分かりやすく作者流に描かれてある。所詮少女漫画と軽く見られないための努力が隅々までに行き届いていると思う。作者のこだわりと妥協を許さない真っ直ぐな姿勢が気持ちいい。
でも忘れてはならないのが、新選組を扱った作品ではあるけれど、あくまでもセイちゃんの恋と青春を軸にした少女漫画だということ。
私は特別に新選組ファンではないが、この作品における新選組は大好きだ。
2002/03/29 16:24
宗ちゃんかわいいっ!
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投稿者:ユウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルは宗ちゃんと書いてありますが、まず前半は藤堂平助さんのお話。新撰組副長助勤、山南さんとは同門の北辰一刀流。西町奉行に思いっきり足払いをかけちゃって、近々切腹する予定。そんな時、新撰組が大嫌いな「お悠ちゃん」とであって…。藤堂さんって、いつもふざけてるけど、本当はすごく素直な人だったんですね。すごく応援したくなってしまいます。なのでラストはちょっとかわいそうだな…とおもってしまったり。
後半は、沖田総司さんの幼き日々の物語。ちっちゃいころの総司(宗次郎)は、すごくかわいいです! 若いころの近藤局長、土方さんもでてきますよ。土方さんの耳まであかくなって照れてるところをみると、総司が土方さんのこと大好きなのが、わかる気がします。お人形さんみたいな、ちゃんと女の子の格好をしたせいちゃんも出てきます! これは必見!!
2002/03/29 16:03
大人の恋
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投稿者:ユウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
池田屋事件後、京の人々の新撰組への嫌悪は深まるばかり。でも新撰組の幹部でありながら池田屋事件にまったくかかわらなかった山南副長。そんな山南副長に、恋の予感が。相手はなんとあの明里さん! 喜んで賛成する〔心の中で〕せいちゃんだけど、山南さんはせいちゃんが女の子だって知らないわけで、せいちゃんと明里さんが恋人同士だとおもってるわけで、もう山南さんは悩みっぱなし。さあ、山南さんの恋はいったいどうなるんでしょう。
続きは本を見てくださいね。
そうそう、6巻で最終回となっていた「風光る日誌」も、復活しましたよ!
2001/11/23 22:12
鴨って人の名前?
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投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
芹沢鴨暗殺により、近藤派が新選組の主流派閥になる、その辺の時期の話。芹沢暗殺はセイにまたしても動揺を与える。
後半は総司の刀、菊一文字について。沖田総司といえば菊一だが、時代考証のディープなこの漫画では菊一ではない(もちろん根拠あり)。この辺の豆知識は幕末以外の知識にもなって、歴史の教科書を見るよりよっぽど勉強になる。
2001/11/23 22:01
女の子だからね…。
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投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
男として毎日を過ごしているセイも、やはり女の子であったので来るべきものがきた。
はっきりいって、月のものを隠しながら、いやそれだけでなく風呂とかもそうなのだが、女でありながら新選組の中で生きていくということ自体、設定に無理があるのだが、それをあまり感じない。
あわてるセイと総司を尻目にうまく手を打ってくれる明里さんが素敵。
2001/10/13 23:50
スキじゃない人だってスキになる。
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投稿者:タキレイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は新撰組、全く興味ありませんでした。でも、作者が言っているように、新撰組のファンじゃなくても絶対はまります!しかも、新撰組にもきっと興味が沸くはず。だって今まで総司が女って設定の本はあったけど、総司に恋する女の子が新撰組にいる(実際は新撰組に入って、恋をするんだけど)話、しかも新撰組を最も近い視点で面白おかしく追っていく話なんてなかったもんね。それにやっぱりタエコテイストたっぷりで可愛くって楽しくて、そしてちょっぴり切ない物語に仕上がっていて、ページをめくるたんびに思わず笑ってしまう&泣いてしまうはず。
2001/10/11 21:00
この人は学者でもいけそう
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投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
池田屋というと、小説、漫画の類で必ずといっていいほど語られるのが、沖田総司の喀血である。
このときに沖田は大喀血を催して、そのまま病床に伏せるというのが、どの作品でも展開される話の筋だ。
いわば、赤穂浪士の吉良邸討ち入りの場面みたいなもので、池田屋といったらこれがなくちゃみたいなところがあるが、この漫画では沖田は喀血しない。
それについて、作者は、沖田が池田屋の時点で発病していたとすると、当時の他の病例から考えて死期がおかしいという理屈で沖田の喀血というシーンを省いたらしい。
それが正しいかどうかは知らないし、どうでもいい。
この研究者チックなものの考え方が少女漫画という枠を越えていて、うならされてしまうものがある。
2001/10/11 20:52
凄い漫画
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投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
別に新選組ものの漫画や小説って珍しくないし、結局沖田と土方がお涙ちょうだいで剣もほろろになるってはなしでしょ、と読む前は思っていた。正直、新選組ほど勘違いファンの被害に遭っている歴史上の集団もいないだろうし。しかも、主人公は女の子だし。
しかし、なにごとも見た目だけでは判断できないものだ。
この漫画のなにが凄いかって、時代考証の奥深さだ。
かなりディープである。たとえば、主人公のセイが生理の時にどうしたかとか、そういうことまで文献を調べてきちんと書いている。
作者も端書きのなかでいっていたけれど、やっぱり少女漫画かといわれるようなものにはしたくない、という意気込みがはっきり見える。
もちろん、学者ではないだろうから、調べたといってもその中に間違いはあるだろうけれども、その心意気に惚れ込んでしまった。
また、そんななかでも、エンターテイメントであることを忘れていない。新選組ものの作品のなかでも珠玉の一品であるといっても過言ではないと思う。
ぜひ、この書評を読まれた方に買って読まれることを強くお勧めする。