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女の子ものがたり みんなのレビュー

  • 西原 理恵子
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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本女の子ものがたり

2019/04/13 17:41

サイバラ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:手紙 - この投稿者のレビュー一覧を見る

たしかに こんなぐちゃぐちゃないろんな
感情がわいてくる 子供の頃の 決して幸せだったとわ言えないけど、不幸せだったとも言い切れないそんな感情の日々の そんなともだち 一生できないね。

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紙の本女の子ものがたり

2012/05/18 03:17

この本は、命の匂いがする。女の子たちは、命の匂いをさせながら、大人になっていく。

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しのはら - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を「まんが」といって良いのか、私にはわかりません。
「絵本」?いえ、もしかしたら「文学」なのかもしれません。
どこまでも迷いのない線と、どこまでも果てのない色彩で描かれた、とても、とても、うつくしい本です。
 「女である」事をあたりまえに背負って、田舎の、自分の影が薄紫色に見える強い太陽の下で、大人になっていく女の子たち。
工場の影が西日のあたる原っぱに落ちて、女の子たちは子猫の死体を埋める。
「いのち」や「からだ」は、いつも、女の子のそばにある。草や水や土の中に、そして自分の中にも。
 前作『上京ものがたり』の「エピソード1」とも言える本書は、幼児期〜思春期にかけての幼なじみたちとの濃密な時間と、それを見守る町や自然を、西原理恵子さんの鋭利な、しかし暖かいペンで描いた自伝的な作品。
この本からは、土ぼこりと、草いきれと、魚のいる海と、夕ご飯の匂いが、本当にするのです。

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紙の本女の子ものがたり

2005/04/27 22:47

救いなんてない、そのリアルさが好き

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:RIKA - この投稿者のレビュー一覧を見る

子どもの頃に友達だった女の子、大人になって出会ったら友達になるだろうか?と考えることがよくある。趣味も仕事も関係なく、「価値観」なんていう難しい言葉も「相性」という言葉も知らなかった時代に私たちはなぜ仲良くなったのだろうと。
答えはない。学校の帰りに毎日のようにいっしょにいた友達は、もうひとつの家族みたいなもの。いっしょにいることが、当たり前。色々あるのも当たり前。たとえば家庭環境のように、理不尽な事情をそれぞれ受け止めながら、違うスピードで大人になっていく。
前作「上京ものがたり」は18歳になって高知から東京に出てくるときの話。
この「女の子ものがたり」はそれ以前のことが書かれている。
高知ののどかな自然につつまれて、なんだか壮絶な人生を歩んでいる女の子。歩むことになってしまった女の子。そんな友達。器用ではないと思う。要領もよくないと思う。そして救いもない。どどーんと広がる野原のように、風に吹かれて歩くだけ。
でも、この漫画を読めることは幸せだと思う。
「ぼくんち」が描かれた理由がちょっと分かったような、なんていうのは余計な感想かもしれませんが。前からファンの人はもちろん、初めて読む人も心を打たれてください!

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紙の本女の子ものがたり

2008/10/07 02:07

少女はやがて大人になる

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねねここねねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分でもちょっと意外なことだったのだが、当書『女の子ものがたり』を読んでいたら、岡崎京子の『リバーズ・エッジ』を思い出した。
 
クールである岡崎。彼女には鋭角なエッジを思わせる純度の高さがものに溢れ、そこに一瞬の間だけ、存在としての個が入り込む。
冷徹である、温度を低くした主観。そのものは客観としてさえ感じさせる。
見えているということ。そのなかで見えにくいものと震えのあること。
世界が空虚であることを、藍い帳のある夜の風景で思わせる。
  
しかしながら、西原理恵子のそのものは至極パステルな色で在る。
突き刺すようなものでなく、包み込むような空気が語る。
空気が、風が物語る。草原にある黄緑と緑がとても印象的だ。
そして忘れられない青。空の描写が多いこと。
拡がったような閉塞。どこにもいけるようで、どこにもいけない。
ほっこりした、やさしい…。されどせつない空の青。
 
主観と客観の重なり合い。
伸びやかにあるその空は、個人の夢みたものを溶かし、一瞬後に消滅しそうな色でもある。
ほのかでほのかで、淡く溶けいる。
彼女の登場人物は、理知や聡明とは程遠い。
登場人物の各々は模索でそれでも進んで行く。
見えないものに囲まれて、茫漠とあった過去の時間。
状態としてはイニシエーションにあったそれぞれが、日常のそこかしこにあり姿を見せる。
子供の弱さで傷ついた、笑顔が胸に痛く残る。
 
登場人物それぞれに、孤独が棲み付いていて思う。
とても幼い孤独だが、ある角度から見るならば高い純度に窺えもする。
そのものをずっと引き摺って、少女はやがて大人になってく。
 
広義のもので言うならば、想像の限界地までを世界と定めたいが、狭義のリアルなものとしては、自己の感知の(五感感覚器の)及ぶ場所、それが個々人の現実のものだ。
感は主観で思うもの。世界は個人のものであり、しかし客体で存在する。
そのことの単なる絶望。単なる。されどおおきな本質。
それが原点であるのだろう。
人と人。互いに持つ世界の果ての境界が、触れ合ったり、共振をしたりする日常。
反撥や微かな交錯に右往左往。人の間と、それと関係なくある世界。
 
世界の果てを描いている共通項があったのかと、そんなことを少し考えた。
そして傷ややさしさ。よろこびやそしてかなしみ。
はじめから持っていても、持っていなくともそのものとは、人は関わらざるには過ごせやしない。
 
孤独を見つめる西原の、せつない抒情のその本質。

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