どうらく息子 みんなのレビュー
- 尾瀬あきら
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2011/02/08 18:20
「夏子の酒」の尾瀬あきらが描く落語の世界「どうらく息子」。
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る
「夏子の酒」の尾瀬あきらが落語の世界を描いた「どうらく息子」、
第1巻が出たので早速読んだ。このコミックが話題になっているのは落
語監修として人気の若手落語家柳家三三(さんざ)が名を連ねているこ
とも大きいようだ。ま、監修ってどこがどうなのかよくわからないが。
でも、三三という落語家はとてもいいんです。彼が関わってるだけで落
語ファンとしては何だかうれしい。
さて第1巻だが、保育園の先生をしている翔太という若者が初めて見
た落語に衝撃を受け、入門を果たすまでが描かれている。プロローグと
もいうべき部分だから、これを1巻のうちで収めたのは良かった。誰も
が読みたいのは落語家になってからの話だろうから、前段をダラダラや
られるとしらける。こういう判断は大切なのだ。というわけで、プロロ
ーグの1巻だけで善し悪しを判断するのは難しいが、主人公の翔太のキ
ャラがなかなかいいし、師匠である惜春亭銅楽、弟子である前座の銅ら
美、2つ目の錫楽など周りのキャラもキチンとしているので期待度は高
い。1巻では銅楽師匠が人情噺である「文七元結」を演じるところがハ
イライトだが、尾瀬あきらは噺の部分を実際に漫画として描いている。
これを読むと、まさに寄席で落語を聴いてるような気分になるからさす
がだ。これからいろいろな噺が登場するだろうから、これもまた評価ア
ップの材料である。
いずれにしても、すべてはこれから。入門を果たした翔太がどうやっ
ていっちょまえの落語家になっていくのか。どういう噺を好きになり実
際に演じるようになるのか。ぜひぜひ次を期待して待ちたい。
2017/06/27 00:40
楽屋ネタ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
病気の父親がいるのだけれど,ほとんど忘れられている。作者も忘れている?
この主人公,たぶん会社勤めは無理だろうな。ちょっと,不器用すぎ。
前座の芸は料金の中に入ってないとか,まともな芸になって無くても,修行と称して舞台に上がってしまうとか初めて知りました。
楽屋ネタというか,結構トリビアものです。
2017/06/27 00:31
日本っていいなぁ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
和風総本家みたいに「日本っていいなぁ」的な作品が多い作家。自分の好きなものをネタにしているでしょうね。1947年生まれって,70歳ですか。その年で現役ばりばりってすごいなぁ。
同じ落語を扱った昭和元禄のような艶っぽさはありません。
他の人も書いていますが,保父から落語家への転身というのがちょっといきなりすぎる。
落語は話の材料として処理されてしまっているので,巻末に解説漫画が付いています。
2017/05/26 14:46
人生色々ありますね
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投稿者:なんじゃく - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎号、噺家さんのこもごもの人間らしい出来事から成長する。
話し方、受け取り方、どう考え、どうするか。
悩みながら、周りに助けられ成長する。
人間模様に色々考えさせられ、愉しませていただいています。
第18も楽しみです。5月30日が楽しみです。
電子書籍どうらく息子 10
2015/09/27 18:57
作者の力量に感心
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投稿者:諸所 - この投稿者のレビュー一覧を見る
雑誌連載で1,2回読みそびれているうち、「いつの間にか重要そうな女性キャラが出ている!」と仰天してしまった辺りのコミック化でした。この巻を読んで、その辺の事情が理解できて、ようやくすっきり。改めて、連載2回分程度で一人のキャラをこれほど衝撃的に印象づける作者の力量に感心しました。
電子書籍どうらく息子 8
2015/09/26 23:22
魅力的な芸人像
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投稿者:manam - この投稿者のレビュー一覧を見る
いかにも時代後れというか、一昔前の自堕落な芸人像そのものの夢六師匠なのだが、何故こんなに魅力的に見えてくるのだろう。ステロタイプの描写に終わらない、作者の表現力の賜だと思う。
2015/09/26 15:40
個性的なキャラクターが面白い
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投稿者:ichi - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻まで電子書籍で購入していたのだが、この出版社は紙書籍発売の後電子化までが遅く、2ヶ月近くが待ちきれずに紙で購入してしまった。
話は、落語家たちの個性的なキャラクターが相変わらず面白い。主人公の苦労も少しずつ報われてきたようで、今後が楽しみだ。
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