金融会社(悪徳じゃないよ)の営業を勤める春居。
趣味はマジック。
会社じゃ外回りついでに買い物頼まれるような人物。
しかし、裏の顔は依頼された仕事はきっちりかたずける「社会の不良債権回収」人。
なので、ダブルフェイスですが、実は金融会社の社長でもあるのでトリプルフェイスですね。
ストーリーが短編なので面白い上読みやすいです。

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紙の本ダブル・フェイス３（ビッグコミックス）

2003/12/10 20:38

現在に最も相応しい表の顔とは？

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投稿者：ダブルディ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　表の顔と全く違う裏の顔をもつ人物
というのは、これまであらゆる漫画で
描かれてきた。
　こういった作品で問題なのは、表の顔を
どのように設定するかではないだろうか。
　本作品の主人公・春居筆美の表の顔は、
零細街金の営業員である。
　この設定が、抜群に上手い。
　時代によっては、銀行員だったり大手の
消費者金融の営業だったりするのであろうが、
現在は零細街金がぴったりである。
　どうしてかというと、春居筆美の裏の顔の
１つである“不良債権回収人”として、
本当に困っている人や悪い奴を見つけるのに、
これほど相応しい職業はないからである。
　この巻では、エステの無料体験・ネット
オークション詐欺・小学校教諭による教え子への
ワイセツ行為といった現在の社会でも問題に
なっていることを題材にして、“不良債権回収人”
である“Ｄｒ.ＷＨＯＯ”が、大活躍する。
　また、この３巻には、別に大きな意味がある。
　春居筆美の裏の顔のもう１つは、表の顔で
営業員として勤務する零細街金のオーナーなので
あるが、そのことに関して謎の人物の名前が
初めて登場する。この人物が、今後ストーリーに
重要な役割をなすのは間違いない。
　ということで、本作品においてこの３巻は、
ターニングポイントとなる（かもしれない）
巻である。

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