若妻と悪魔【執着】
著者 倉田稼頭鬼
見初めた女は上司の若妻……遥子の全てを知りたい! 一途な想いを昂らせた男は、香水の匂い、生下着に酔い、豊潤な双臀を揺らしながら歩く、背後に取り憑く。このチャンスを逃がした...
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若妻と悪魔【執着】
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見初めた女は上司の若妻……遥子の全てを知りたい! 一途な想いを昂らせた男は、香水の匂い、生下着に酔い、豊潤な双臀を揺らしながら歩く、背後に取り憑く。このチャンスを逃がしたくない、遥子から離れたくない。通勤電車、会議室、夜の公園、そして夫婦の寝室……。約一カ月、追い求め続けた若妻の素顔を暴く瞬間が!
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心の中に潜む欲望という名の悪魔
2008/11/16 18:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルが少々過剰かと思う。思わせ振りなタイトルで購買欲を刺激する手法に異を唱える気は無いが、本作の場合さすがに悪魔と言うより心の中に誰もが持ち得る欲望を炙り出した作品と言えよう。ただ、誰もが持っているからと言ってそれが全て表面化することも無い。普通は単に妄想するのみであろう。相手あってのことなので、その相性というか組み合わせがマッチして初めて発露するものだと思う。本作でも最初は妄想から始まる。この妄想が【執着】という部分を強調するためかたくさん出て来る。前半のほとんどが妄想シーンなのだが、これが多過ぎて本作の出来がかなりスポイルされている。確かに憧れの若妻とあたかも本当に情交しているような描写ではあるが、所詮は中年男の妄想かと思うとシラける。全然ノレない展開が続き、後半でようやく強引ながらも酔った若妻との関係に成功してから俄然良くなった。これならば早い段階で関係を持たせ、以降はじっくりねっとり展開して若妻が堕ちていく様、女の側にも牝の欲望が潜んでいる様もきちんと描いた方が良かったと思う。というのも、最後にどんでん返しがあって意外な人物の本性が明かされる悪くない結末なのだが、やや唐突な印象も受けるからである。全体の構成に一考の余地があると思った。後半の流れが良かっただけに残念である。