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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/09/14
- 出版社: 岩波書店
- サイズ:20cm/323p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-00-061488-7
紙の本
囚われのいじめ問題 未完の大津市中学生自殺事件
「いじめ防止対策推進法」の制定など、社会に大きな影響をもたらした2011年の「大津市いじめ自殺事件」は私たちに何を問うているのか。事件の複雑な全体像を解き明かし、現代の「...
囚われのいじめ問題 未完の大津市中学生自殺事件
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商品説明
「いじめ防止対策推進法」の制定など、社会に大きな影響をもたらした2011年の「大津市いじめ自殺事件」は私たちに何を問うているのか。事件の複雑な全体像を解き明かし、現代の「いじめ観」に修正を迫る、問題提起の書。【「TRC MARC」の商品解説】
いじめが社会問題化して30余年、子どもの自殺→原因究明→再発防止、という構図が一般化した。「いじめ防止対策推進法」の制定など、社会に大きな影響をもたらした「大津市いじめ自殺事件」は私たちに何を問うているのか。過熱報道、被害者遺族、加害者とされた側、教師らの経験など、その複雑な全体像に迫る問題提起の書。【商品解説】
目次
- 序章 「いじめ」とは何か——苦痛・事実・社会問題……………北澤 毅
- 一 「いじめ」定義問題
- 二 「事実」とは何か
- 三 「大津市いじめ自殺事件」をめぐる本書の問題関心
- 四 本書の構成
- Ⅰ 社会問題化した「大津市いじめ自殺事件」
収録作品一覧
「いじめ」とは何か | 北澤毅 著 | 1−23 |
---|---|---|
新聞報道にみる「大津市いじめ自殺事件」の社会問題化 | 越川葉子 著 | 26−54 |
いじめ自殺テレビ報道の再構成 | 間山広朗 著 | 55−84 |
著者紹介
北澤 毅
- 略歴
- 〈北澤毅〉1953年生まれ。立教大学名誉教授。専門は教育社会学、逸脱の社会学。
〈間山広朗〉1974年生まれ。神奈川大学人間科学部教授。専門は教育社会学、いじめ問題、学校授業の社会学。
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紙の本
「いじめ」をなくすことを説く著書ではありません。ですが、読む価値十分にあり
2021/10/27 14:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、当書は「いじめ」をなくすことを追求する著書ではありません。「いじめ問題」をなくすことに言及した1冊です。
具体的には、いじめ自殺問題の新聞、テレビなどのマスコミ報道、加害者側・学校側・教育員会側に対する世間の目について、「いかがなものか」と問う内容です。
ですが、読む価値は十分にあります。当書は決して「いじめの加害者側を擁護するとはけしからん本」ではありません。大津市中学生いじめ自殺事件を引き合いに出し、同事件を巡る新聞やテレビの報道の内容、それを視聴した我々の脳裏に焼き付いた印象に信ぴょう性があるのかを、複数の著者が極めて冷静に解き明かした内容です。
当書を読んで、いじめ被害者が救われるわけではありません。ですが、ぜひ多くの形に読んでいただきたい1冊です。