「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
孤独の発明 または言語の政治学
著者 三浦雅士 (著)
なぜ人間だけが言葉を話すようになったのか? 現地語・国語・普遍語、土着と外来、感動の構造…。人間のあらゆる認識、思考、行為の根幹をなす、言語という現象の本質に迫る。『群像...
孤独の発明 または言語の政治学
孤独の発明 または言語の政治学
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
なぜ人間だけが言葉を話すようになったのか? 現地語・国語・普遍語、土着と外来、感動の構造…。人間のあらゆる認識、思考、行為の根幹をなす、言語という現象の本質に迫る。『群像』連載に書き下ろしを加えて書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
なぜ人間だけが言葉で話すようになったのか? 言語はコミュニケーションの手段ではなく、世界を俯瞰する眼としての自己を産み出した。人間のあらゆる認識、思考、行為の根幹をなす言語という現象の本質に迫るスリリングな論考。言語は内面に向かい、孤独は人を結びつける。【商品解説】
著者紹介
三浦雅士
- 略歴
- 〈三浦雅士〉1946年生まれ。評論家。「メランコリーの水脈」でサントリー学芸賞、「身体の零度」で読売文学賞受賞。2010年紫綬褒章受章。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
言語と人間の意識との関係の考察
2018/10/23 10:46
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
「青春の終焉」以来数々の優れた文芸批評を発表してきた著者の最新作。人類が言語を獲得したのは相互コミュニケーションの発達のためだと考えられてきたが、著者はチョムスキーの説に依拠して言語は自分への問いかけ、内なる対話の産物であると考える。そこに孤独の萌芽があり思考の始まりがある。その後論述は古今東西の哲学、生物学、歴史学から大岡信、小西甚一、小林秀雄等の日本文学論に亘り、著者の博覧強記は読者を飽きさせない。それにしてもこれだけの難解な思考を70歳過ぎて粘り強く継続できる著者の「脳力」には感服する。現代の小林秀雄である。