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紙の本
「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか? 1959−2009 (星海社新書)
著者 伊藤 和弘 (著)
「巨人の星」や「あしたのジョー」といった、大人も夢中になるマンガを生み出した『週刊少年マガジン』。同誌で活躍した人気マンガ家や関係者に取材を重ね、その歴史をたどる。第11...
「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか? 1959−2009 (星海社新書)
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商品説明
「巨人の星」や「あしたのジョー」といった、大人も夢中になるマンガを生み出した『週刊少年マガジン』。同誌で活躍した人気マンガ家や関係者に取材を重ね、その歴史をたどる。第11代編集長のインタビューも掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
『週刊少年マガジン』から知る実録マンガ50年史
「日本初の週刊少年マンガ誌」の座をめぐって繰り広げられた『マガジン』VS.『サンデー』の創刊レースのデッドヒートは、今日まで続くマンガの歴史のビッグバンだった! 本書は『週刊少年マガジン』の旅立ちから、やがて遅れて市場に参戦した『ジャンプ』との熾烈な争いに至るまで、その長い歴史を築き上げた当事者たちの肉声によって紡がれる実録マンガ史である。ちばてつや、川崎のぼるらのレジェンドはもとより、歴代編集長など『週刊少年マガジン』の核心を担った人物たちに対する5年にわたったインタビューを通じて、黄金の滴るが如き貴重なエピソードが次々と読者に明かされる。マンガとは何か? その答えのひとつは、確実に本書の中に佇んでいる。
どのように「消える魔球」は生まれたのか?
マンガを売るためには親を納得させなくてはならなかった?
『あしたのジョー』にヒロインが2人いるのはなぜ?
『釣りキチ三平』に両親がいない理由とは?
なぜマンガ家は徹夜してしまうのか?
編集長が変わると、雑誌はどう変わるのか?
7つの名を持つマンガ原作者が築いた功績とは?
今、明かされる熱きマンガ秘話(トリビア)!
*本書目次
第1章 「少年マガジン」誕生 1959年
第2章 魔球ブームと「W3」事件 1960-1965年
第3章 第1次黄金時代 1965-1970年
第4章 原点回帰 1970-1978年
第5章 逆風 1978-1985年
第6章 24年ぶりの栄冠 1986-2000年
第7章 創刊50年を超えて 2001-2009年
Special Interview「週刊少年マガジン」第11代編集長 栗田宏俊【商品解説】
著者紹介
伊藤 和弘
- 略歴
- フリーライター。1967年生まれ。新潟大学法学部卒業。編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。主にマンガ、文芸、医療・健康分野を中心に取材・執筆を続ける。著書に『男こそアンチエイジング』(日経BP)など。現在、朝日新聞社のウェブサイト「好書好日」で「マンガ今昔物語」を連載中。
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マガジン派? サンデー派? それともジャンプ派?
2022/10/18 15:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
それがいくつの頃であったか覚えていないのだが、
はっきり記憶しているのは、
表紙のとれた漫画雑誌で石森章太郎さんの「怪傑ハリマオ」を読んだこと。
調べると、この漫画が連載されていたのは「週刊少年マガジン」で
連載は創刊間もない1960年(昭和35年)4月からだという。
「週刊少年マガジン」が創刊されたのは、
1959年3月17日。
その後熾烈な販売部数を競うことになる「週刊少年サンデー」と
同日日付の創刊日となった。
それからほどなくして、私は「週刊少年マガジン」を体験したことになり、
それは漫画との出会いでもあったはずだ。
それから時を経て、「少年マガジン」は半世紀以上も漫画雑誌を牽引してきた。
1967年生まれの伊藤和弘さんの
『「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか?』という
タイトルにあるように、
「少年マガジン」の歴史をたどることは
マンガの歴史を知ることでもある。
同時に「少年サンデー」やのちに漫画雑誌のトップの座につく「少年ジャンプ」との
編集方針の違いを知ることでもある。
伊藤さんは「マガジン」のそれは「編集部主導方式」で、
「サンデー」は「一流の作家に自由に書いてもらう」方式、
「ジャップ」は「アンケート至上主義」と、記している。
これらを知ることはあの漫画はどのようにして誕生していったかを知る面白さといっていい。
この本は2022年7月に刊行されたが、タイトルにあるように2009年までのことで終わっているのは、
あまりにももったいない。
それが残念だ。