「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
中世王朝物語全集 4 いはでしのぶ
著者 市古 貞次 (ほか編集委員),永井 和子 (校訂・訳注)
院政期から鎌倉時代に生み出され、今に伝わる中世王朝物語。4は、多数の登場人物と、長期にわたる錯綜した筋書きと、詩情溢れる文体を持つ大作「いはでしのぶ」を、原文と現代語訳の...
中世王朝物語全集 4 いはでしのぶ
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
院政期から鎌倉時代に生み出され、今に伝わる中世王朝物語。4は、多数の登場人物と、長期にわたる錯綜した筋書きと、詩情溢れる文体を持つ大作「いはでしのぶ」を、原文と現代語訳の2段組みで収録。年立・解題等付き。【「TRC MARC」の商品解説】
容姿・才能を並び称される大将と中将は、高貴な一品宮に共に思いを寄せている。大将(関白)は一品宮を妻としたが、中将は密かな「いはでしのぶ」恋心に悩み続け、のちに、一品宮の、姫宮を妻とする。大将は運命のいたずらで一品宮と引き離され没する。
次世代へと物語は移り、関白の子、厭世的な性格の大将は様々な運命に翻弄され、やがて出家を志し、吉野山に赴く。
本文全文が残るのは巻一巻二のみであるが、ほかに詠歌の場面を中心とした抜書本八巻が伝わることにより、その概要が知られる。
多数の登場人物と、長期にわたる錯綜した筋書きと、詩情溢れる文体を持つ大作。
『いはでしのぶ』は、八巻から成る物語と推定される。しかし全体としての一貫した底本は存在せず、複雑な様相を持つ現況を勘案し、各本を取り合わせて底本を定めた。
・巻一は京都大学文学部蔵甲本を底本とし、京都大学文学部蔵乙本と、抜書本である三条西家本をもって校訂した。
・巻二は宮内庁書陵部蔵本を底本とし、京大甲本と三条西家本をもって校訂した。
・巻三から巻八までは三条西家本を底本としたが、巻四については冷泉家時雨亭文庫蔵本も用いた。冷泉本は、巻四の前半の断簡と、後半のひと続きの部分からなる。
中世王朝物語全集、第16回配本。
源氏物語以後、院政期から鎌倉時代にかけて生み出され、今に伝わる王朝物語全集。
原文・現代語訳2段組構成。
【編集委員】市古貞次・稲賀敬二・今井源衛・大槻修・鈴木一雄・樋口芳麻呂・三角洋一【商品解説】
目次
- 本文・現代語訳・注・梗概・年立・登場人物系図・校訂一覧・解題
- 「栞」
- 「「いはでしのぶ」の世界覗き見」後藤祥子
著者紹介
市古 貞次
- 略歴
- 1934年、東京生まれ。お茶の水女子大学卒業。学習院大学大学院修士課程修了。学習院女子大学名誉教授。著書に『寝覚物語の研究』『続 寝覚物語の研究』『源氏物語と老い』『原文&現代語訳シリーズ 伊勢物語』、共著に『日本古典文学全集 枕草子』『新編日本古典文学全集 枕草子』『原文&現代語訳シリーズ 枕草子[能因本]』、編著に『源氏菫草』『源氏物語へ 源氏物語から〔中古文学研究24の証言〕』ほか。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む