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紙の本
古代ポンペイの日常生活 「落書き」でよみがえるローマ人 (祥伝社新書)
著者 本村 凌二 (著)
火山噴火で一夜にして埋もれた古代都市ポンペイ。家族の無事を願う声、愛する二人の逢瀬の印など、街角の壁面に残された落書きを頼りに、古代ローマ人の日常や素顔を再現する。マンガ...
古代ポンペイの日常生活 「落書き」でよみがえるローマ人 (祥伝社新書)
古代ポンペイの日常生活――「落書き」でよみがえるローマ人
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商品説明
火山噴火で一夜にして埋もれた古代都市ポンペイ。家族の無事を願う声、愛する二人の逢瀬の印など、街角の壁面に残された落書きを頼りに、古代ローマ人の日常や素顔を再現する。マンガ家ヤマザキマリと著者による対談も収録。〔講談社学術文庫 2010年刊の増補〕【「TRC MARC」の商品解説】
火山灰に埋もれた都市の記憶を辿る
紀元79年8月、暑い夏の朝方に起こった
ヴェスヴィオ火山の大噴火により、
灰に埋もれた古代ローマの地方都市ポンペイ。
街角の壁面には一万数千点もの多種多様な
落書きが残されていた。
家族の無事を願う声、愛する二人の逢瀬の印、
剣闘士に魅了された女性たちの切ない声援、
皮肉を伴った罵詈雑言……
まるで手に取るように人々の肉声が聞こえてくる。
本書では当時のまま残された「落書き」を素材に、
古代ローマ人の日常や素顔を再現する。
巻末には、マンガ家のヤマザキマリさんと著者による特別対談を収録!
※本書は2010年に講談社より刊行された『古代ポンペイの日常生活』を
加筆・修正のうえ新書化したものです。
プロローグ
第一章 大噴火と発掘の歴史
第二章 友に、公職を!
第三章 公務にふさわしい人びと
第四章 民衆は見世物を熱望する
第五章 喜怒哀楽の生活風景
第六章 愛欲の街角
第七章 文字を学ぶ
第八章 落書きのなかの読み書き能力
エピローグ――人類史のなかの識字率
特別対談 ヤマザキマリ×本村凌二
【商品解説】
目次
- プロローグ
- 第一章 大噴火と発掘の歴史
- 第二章 友に、公職を!
- 第三章 公務にふさわしい人びと
- 第四章 民衆は見世物を熱望する
- 第五章 喜怒哀楽の生活風景
- 第六章 愛欲の街角
- 第七章 文字を学ぶ
- 第八章 落書きのなかの読み書き能力
- エピローグ――人類史のなかの識字率
著者紹介
本村 凌二
- 略歴
- 〈本村凌二〉1947年熊本県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。同大学名誉教授。専門は古代ローマ史。著書に「薄闇のローマ世界」「はじめて読む人のローマ史1200年」など。
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紙の本
改題2回、出版社は3社目、判型変更は4回目
2022/04/29 00:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中公新書の「ポンペイ・グラフィティ」から読んでいる本で、講談社学術文庫版でヤマザキマリのコピー付の腰帯があったと思うが、今回の祥伝社新書版で著者との対談が追記されている。
まだポンペイが生きた都市であった頃からマサダで人知れず残されていた「ベン・ヤイル」と記名入り陶片が発見されれば、ヨセフスの「ユダヤ戦記」の記述を参照するけれど、この本で出て来る落書きの書き手は落書きが偶然、ポンペイの火山灰の下に残ったからこそ言及される人々だ。
ラテン語やギリシャ語の落書きが出来るのだから、ポンペイの住民の識字率はどのくらいだったのだろう?パウロやフィロン、ヨセフスのようなユダヤ人でギリシャ語の文書を書く人がいれば、ナザレのイエスは福音書の記述から見てヘブライ語かアラム語が読めて、ピラトとの間に通訳がいなかったらラテン語は出来ないにしろ、ギリシャ語が話せたのだろうと読めるが、属州などの住民では、どうだったのだろうか。おそらくタイムマシンが出来て統計でも取らない限りは分からないだろうが。
「来た、やった、帰った」とはいい訳だが、原文はどんなものだろう。