女と刀
著者 中村きい子
「わたしという女は、子しか産むことのできぬ女なのか」「ひとふりの刀の重さほども値しない男よ」……。男尊女卑の因習、家の規範、愛なき結婚、第二次世界大戦、70代での夫との訣...
女と刀
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
「わたしという女は、子しか産むことのできぬ女なのか」「ひとふりの刀の重さほども値しない男よ」……。男尊女卑の因習、家の規範、愛なき結婚、第二次世界大戦、70代での夫との訣別……薩摩士族の娘であるキヲは、明治から昭和にかけて世のならいに抗い、「独立」の心を捨てずに生きた。自らの母をモデルに、真の対話を求め続ける一人の女性を鮮烈に描いた名著。
目次
- 序章/第一章 生いたち/その一 西南の役と父/その二 「冷物取り」でいけ/第二章 娘時代/その一 血を汚すな/その二 そのころの男と女の差別/第三章 女の肌の重み/その一 傷つけられた意向/その二 嫁が姑となり/その三 血の精粋とは 血の憎悪に徹することである/その四 結婚とは 血の固めに他ならず/その五 胸は「まさむね」/その六 息子よ 自我は各〃ひとつの根となる確立を/第四章 刀との対話/その一 このひとふりこそ 肌と向きあえる唯一のもの/その二 鬼の姑と仏の嫁と/その三 「血」の亀裂/その四 なにが古く なにが新しいといえるのか/その五 鬼婆とは/その六 わたしの「いくさ」ではなかった/その七 訣別/その八 独立のたのしみ/解説 鶴見俊輔/解説 斎藤真理子
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む