増補改訂版 「アニメ評論家」宣言
著者 藤津亮太
あの名作は、なぜ面白いのか? 『カリオストロの城』の「ルパン」像の新しさ、押井守監督作における乗り物の役割、『パーフェクトブルー』の背景美術はなぜリアルに描かれたか……。...
増補改訂版 「アニメ評論家」宣言
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商品説明
あの名作は、なぜ面白いのか? 『カリオストロの城』の「ルパン」像の新しさ、押井守監督作における乗り物の役割、『パーフェクトブルー』の背景美術はなぜリアルに描かれたか……。1968~2004年までに公開されたアニメ作品を中心に、ユニークな視点と、アニメの表現技法・製作現場・歴史への深い知識をもって語りつくす。アニメの見方を変える傑作評論、大幅に増補改訂して待望の復刊!
目次
- 文庫版のためのまえがき/I 宮崎駿 風とともに歩む/パラシュートの白い寂しさ 『ルパン三世 カリオストロの城』/二度目のラストシーン 『ルパン三世』/途切れることのない気持ち──宮崎アニメの時間/それは、涙のように 『千と千尋の神隠し』/II 高畑勲 1968年の革命/アニメーションで映画を作るということ 『太陽の王子ホルスの大冒険』/現実と非現実を結ぶもの 『パンダコパンダ』『パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻』/大阪・アクション・生活アニメ 『じゃりン子チエ』/田園交響曲を響かせる 『セロ弾きのゴーシュ』/III 富野由悠季 僕のコロニーは戦場だった/アムロとシャア──名付けることをめぐる九年の夢想 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』/生き延びることができたとして 『機動戦士Zガンダム』『機動戦士Vガンダム』/冒頭の五分間 『機動戦士ガンダムF91』/俺、十七歳になってしまった 『ブレンパワード』/∀の還るところ 『∀ガンダム』/『∀』が埋葬する 『∀ガンダム』/キングゲイナー・オーバー!を歌おう 『OVERMANキングゲイナー』/IV 出崎統 時間を編む、思いを織る/操作される時間/ゴルゴ13を演出する 『ゴルゴ13』/月子という少女 『ブラック・ジャック』(OVA版)/V 押井守 His Master's Eyes/スクリーンプロセスの彼方へ 『紅い眼鏡』『ケルベロス─地獄の番犬』『トーキング・ヘッド』/銃弾と視線 『アヴァロン』/映画の夢、夢の映画 『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』/卵の中の空虚 『天使のたまご』/世界と向き合う三つの手段──押井守のアニメーション 『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』/VI 庵野秀明 アニメの「芸」と「術」/集中と拡散 『新世紀エヴァンゲリオン』/人形の生 『新世紀エヴァンゲリオン』/回り続けるカメラ 『ラブ&ポップ』/VII 今 敏 理知的な迷宮/未麻の部屋から見えるもの 『パーフェクトブルー』から『パプリカ』へ/立花源也という「観客」 『千年女優』/「赤ちゃん」と「クリスマス」 『東京ゴッドファーザーズ』/僕は元旦に天使を見る 『東京ゴッドファーザーズ』/VIII アニメ再襲撃/アニメーション監督はいつ“作家”になったのか/「冒険」と「ロマン」の時代 『宇宙戦艦ヤマト』/歴史と記憶と 『オネアミスの翼 王立宇宙軍』/「接吻と銃撃」の迷信 『人狼』/反復される理想郷/おしまいの「呪文」 『ラブひな』/二〇四六年夏へのモノローグ 『ほしのこえ』/映画を観るということ 『WXIII PATLABOR THE MOVIE 3』/絵コンテの完成/ハードボイルドのように 『WXIII PATLABOR THE MOVIE 3』/過去と未来の「幸福論」 『マインド・ゲーム』/IX アニメを・語る・言葉/言葉とアニメーションと二人の監督/アニメ評論は難しい/あとがき/『「アニメ評論家」宣言』、それから/初出一覧と雑感
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