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紙の本
政治と暴力 安倍晋三銃撃事件とテロリズム (PHP新書)
著者 福田 充 (著)
民主主義国家におけるテロの発生をいかに防ぐべきか。安倍元首相銃撃事件をきっかけに、危機管理学・リスクコミュニケーションの専門家が、テロリズムの分析から政治と暴力の関係に迫...
政治と暴力 安倍晋三銃撃事件とテロリズム (PHP新書)
政治と暴力
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商品説明
民主主義国家におけるテロの発生をいかに防ぐべきか。安倍元首相銃撃事件をきっかけに、危機管理学・リスクコミュニケーションの専門家が、テロリズムの分析から政治と暴力の関係に迫り、問題の本質と教訓を解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
著者は危機管理学とリスク・コミュニケーション、テロ対策の専門家。第一次安倍政権が発足した2006年から、内閣官房、総務省でテロ対策や危機管理に関する政策の検討に携わってきた。
現代のテロリズムは、「政治的な影響を与える暴力的行為」すなわち社会へのインパクトを重視する。安倍晋三銃撃事件はオーディエンスに消費される劇場型犯罪であり、容疑者の家庭問題から旧統一教会、自民党との関係という政治的問題にメディア・アジェンダ(議題)を変容させながら展開した。たとえ安倍政権への政治的不満に由来しなくとも、「テロリズム的」と呼べるゆえんである。
「政治と暴力」は結びついており、「日本はテロとは無縁の国」は幻想に過ぎない。蘇我入鹿や吉良上野介、井伊直弼、大久保利通、伊藤博文、犬養毅、浅沼稲次郎。いずれも日本政治史における「要人暗殺テロ」の犠牲者である。
「警備の見直し」や「武器・材料の購入規制」などの対症療法を超え、最先端の危機管理学に基づく「根本療法」を考える。
第1章 政治と暴力の関係
第2章 安倍晋三元首相銃撃事件
第3章 テロリズムとは何か?
第4章 日本とテロリズムの深い関わり
第5章 テロリズムを分析する軸
第6章 現代的テロリズムの特徴と変容――無差別テロへ
第7章 アメリカのテロ対策から学ぶ4つの機能
第8章 日本のテロ対策と要人警護はどうあるべきか【商品解説】
「要人暗殺テロは日本では起こらない」は幻想だった!世界の政治史や危機管理の視点から、第二の犠牲者を出さないための鉄則を記す。【本の内容】
著者紹介
福田 充
- 略歴
- 〈福田充〉昭和44年兵庫県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(政治学)。日本大学危機管理学部教授、同大学院新聞学研究科教授。著書に「メディアとテロリズム」など。
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安倍さんの死によって
2022/10/15 12:34
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投稿者:名無し - この投稿者のレビュー一覧を見る
安倍さんの狙撃死によって、この問題が明らかになってきた。警察庁長官と、奈良県警本部長が本件の責任を取って辞職したが、当の本人たちは「もらい事故」だと、その意識は、今でも全く感じていないだろう。幹部が官僚化した組織では、一生懸命やっている現場の警察官が不憫でならない。