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商品説明
学校図書館とは何か。
それは、子どもの成長・発達の権利を日常的に支える教育環境である。同時に、すべての子どもが、学校図書館を利用することで平等に情報(学習材、読書材)を入手し、豊かな学びと育ちを保障する学校社会の「セーフティネット」である。
本書では第1章・第2章・第3章で、現在の教育課題である「批判的思考力」を児童・生徒はどのようにして身に付けるのかを解説し、学校図書館法にある「健全な教養」概念を、大正教養主義にまでさかのぼって検討して「教養」の重要性を示す。そのうえで、学校図書館が「教養」の形成にどのように役立つのかを解説する。
加えて第4章では、図書館利用者の利用記録が捜査機関に提供された問題を論じる。利用記録は、図書館利用者のプライバシー情報であり、他者への提供は利用者の思想・信条や内心の自由の侵害を招来しかねない。さらに、秘密の保持は公務員に課せられた法的義務である。公立図書館は、捜査機関からの照会にどう対応するのか、利用記録のプライバシー性を軸に論じる。
目次
第1章 「批判的思考」を支える学校図書館
「自ら考え自ら判断する」ということ
「批判的思考」を支える条件 ほか
第2章 読書は子どもの「栄養素」
「想像力」を高める読書の世界
情報獲得手段としての読書 ほか
第3章 「健全な教養」って何だろう
「共用」概念の歴史性と時代性
「健全な教養の育成」と選書 ほか
第4章 図書館利用記録とプライバシー
図書館利用記録の捜査機関への提供
「貸出記録」と個人情報保護条例 ほか【商品解説】
目次
- はじめに
- 第1章 「あたりまえのことが曲者だよ」、コペル君――批判的思考力を育てる学校図書館
- 1 『君たちはどう生きるか』
- 2 「自ら考え自ら判断する」
- 3 「生きる力」と学校図書館
- 4 批判的思考力を支える条件
- 第2章 子どもを育てる読書の「力」――読書は子どもの「栄養素」
- 1 読書は成長への「螺旋階段」
著者紹介
渡邊重夫
- 略歴
- 〈渡邊重夫〉全国SLA学校図書館スーパーバイザー。学校図書館賞受賞。著書に「子どもの人権と学校図書館」など。
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