電子書籍
興味深い内容ばかり
2023/06/27 17:10
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投稿者:アスタチン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「本」をテーマにした図鑑ということで興味を持って購入しました。
内容だけでなく素材やそれに纏わるエピソードなど様々な視点からの「奇書」を知ることが出来て、知的好奇心を存分に満たすことが出来ました。
紙の本
雑学好きなら夢中で読めると思う。
2022/06/04 02:12
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界中の珍しい本、貴重な本、怪しい本やその逸話を集めてまとめた本。
かなり読むのに時間がかかったけど、面白かった!
人の皮を使って作られた本とかは背筋が寒くなるけど、その経緯は多少納得できないこともなかったし、未だに解かれていない暗号本はそれだけでワクワクするし、嘘だらけの本とか、写字生達を悩ませた誤字脱字がついに悪魔ティティヴィラスを生み出した話とか、非常に読み応えのある本だった。
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写真が多く、目で見て楽しめた。
時間が無くて隅々までは読めなかったが、変わったものが多くて楽しかった。
また時間があるときにじっくり読みたい。
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人皮装丁の書籍や、ヴォイニッチ手稿のような読めない本、サルマナザールの「台湾誌」に代表されるような偽書(日本の竹内文書も取り上げられてる!)、博物図譜や解剖図に地獄図、魔道書や錬金術の本、さらには小さすぎる本から大きすぎる本まで、古今東西の奇書を集めたブックガイド。
一冊あたりの紙幅はそれほどなくて駆け足ではあるけれど、図版も豊富で目で見ても楽しめる。電書化が進み、紙の本の行く末はこういう方向にあるのではないかと思う。
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美麗な写本、世にも奇妙な稀覯書、巨大すぎる本、小さすぎる本… 本の博物館にいるかのような錯覚に陥ります。愛書家にうってつけの素晴らしい本。フルカラーでこの値段なら安いでしょう。
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本は広大な「時間の海」に建てられた灯台である
「本」ではない本ー本は神でできているとは限らない
血肉の書ー生き物が素材の本
暗号の書ー暗号を使って伝えたかったことは何か
偽りの書ー人はなぜ欺くために本を書くのか
驚異の収集本ー何を集めようと本の世界では自由
神秘の書ーいつの世も人は「魔」に取り憑かれる
宗教にまつわる奇書ー正史ではわからない真面目で愉快な宗教本
科学の奇書ー科学の進歩を裏側から見ると
並外れたスケールの本ー本のサイズや長さに作者の執着が見える
変わった書名ータイトルはエンターテインメント
主な参考文献/索引
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古今東西の珍本を一部は写真付きで紹介した本。
本書をユニークだと感じたのは、骨や粘土板に文字を刻んだものや、服に文字を書いたもの等も「本」として紹介していることと、本そのものではなくタイプライターまでも紹介しているところ。ここでは、日本の漢字タイプライターも紹介されている。
日本ついでに言えば、本書では江戸時代に書かれた作者不詳の「屁合戦絵巻」と、国宝絵巻「地獄草紙」、歌川国芳が描いた「南総里見八犬伝」と中国の「水滸伝」の挿絵が紹介されている。
加えて個人的にうれしかったのは、いまだ解読されていない謎の文字で書かれた「ヴォイニッチ手稿」と、アウトサイダーアートで有名なヘンリー・ダーガーの「非現実の王国で」も紹介されているところ。
その他にも全編カラーで紹介されているさまざまな「本」が多く紹介され、眺めているだけでも楽しい一冊となっている。
もっとも、人間の皮で装丁された本の紹介部分はかなりおぞましく感じたが・・・。
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重いわ読みにくいわで大変だけども、内容はすこぶる面白い。
重量感が癖になりつつも、より煮詰めて複数巻にわけてくれても面白かったかなぁ。ともあれ、本好きなら楽しめる一冊だろう。
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(借.新宿区立図書館)
内容は副題の通り。世界の珍しい書の紹介(カラー図版多数)。著者がイギリスの人なので欧米中心の内容はやむを得ないところだが、最初の方で『屁合戦絵巻』が取り上げられていたり、戸来村のキリストの墓(書物は載っていない)が取り上げられたり等々、意外に日本の話題も載せられている。
同著者の『世界をまどわせた地図』も実は購入しているのだが、途中まで読んで積読状態。それなのにこちらは意外とすんなり読めた。本(書物)に関する話題だからだろうか?
おまけ。本書中に「誤記を誘う「写字生の守護悪霊」ティティヴィラス」というのが出てきた。魔王ルシファーの手先だそう。なるほど、古今東西「校正恐るべし」ということか。昨今もネット上の書込みなどでティティヴィラスは暗躍し続けているようだ。わたしもその餌食にならないよう気をつけねば。
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あらゆる地域,時代,材質,内容,大きさの本を紹介している.人皮製など気味の悪いものもあるが,むしろ本人の希望で美しい肌で本を作ったケースもあると知って驚いた.
フルカラーでたくさんの本が紹介されていて,少し重たいけれどじっくり楽しめました.
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B6かA5かなと思ってたら結構大型だった件。
25.5x20cmくらいです。あと分厚い。
世界の変わった本を載せてるんですけど、日本の本もあるのかなーってぱらぱらっとめくったら最初にあったのが『屁合戦絵巻』で膝から崩れ落ちるなど。
奇書、確かに奇書だけどもっと他にさああああぁぁぁ!?っていう(笑。
まぁでも興味深い本がいろいろ盛りだくさんです。
ナショジオの本ですし。
日本の本は他に南総里見八犬伝や水滸伝の挿絵の浮世絵に地獄絵図、それから書名は詳しくは出てなかったけど、多分竹内文書かーらーの青森のへらい村ネタが載ってました。
あと巻末の変わったタイトルの本にも最近の本がね…。
インカのキープも載ってるのは意外。広義で記録媒体と言えばそうね…。
あれ数以外はあんまり解明されてないんですよね。
コンキスタドールのせいで継承者が絶えちゃったので。
そんなね、歴史の闇も垣間見られます。
以下は数行グロ注意。
過激な本で言えば、人皮の本なんてのもあったり。
これは結構別の本でも見かける有名ネタですね。
日本でも刺青を死後にはいで標本にしたなんて話があって、海外の人の反応がアリエナーイって感じのをまとめブログか何かで見かけたんですけど、でもあなた方のほんの数百年前の先祖は犯罪者の皮はいでなめして本の装丁にしたり靴やズボンに仕立てて嬉々として身につけたりしてたんですぞ?っていう。
ついでに鳥の剥製をそのまま帽子に付けておしゃれだった時期もあったよね。
そんなフランスやイギリスなどの話も載ってました。
安心してください、どこでだって今の倫理観からすると残酷にも思えるエピソードは山のようにありますよという話でした。
ちなみに刺青の標本は病理学者の先生のコレクションが有名で、今でも東大の医学部標本室に収蔵されているそうです。
個人的に好きなのは木の本ですかねぇ。
いろんな種類の木で本の形状の容器を作って、中にその木の標本(葉・枝・種子・根など)を収納したという。
ただし結構臭うそうです。ひのきなど、芳香の強い木ってありますものね。
それが幾種類も集まるのだから、すごいだろうなぁ。
でも植物標本としてしゃれが効いてるなと思ったり。
ちょいちょい小学生男子的な下ネタ系が挟まるのに吹きました。
感想冒頭の屁合戦絵巻といい、最後の方のおもしろタイトル集といい…おならとかおしりネタ好きやね?
図書館で借りたのだけど、これは買おうかなぁ。
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ナショナルジオグラフィックらしい
図版満載で ものすごく楽しい
しかし 引き込まれるどころか
取り込まれそうな気分すら
しちゃうほどの
想像力というよりは 妄執
実際に手元にあれば
なんだか呪われちゃいそうな
そんな本たちですので
図版で見るくらいが
丁度良いのかも
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様々な視点から『これぞ奇書!』と言える本を集めた本。語られるテーマは、本の形や材質・大きさといった本の形状、または、暗号・科学・宗教といった記述された内容など。カラー写真や挿絵が豊富なので眺めてるだけでも楽しい。
「木の本」や角本やバイオリンに書かれた戦時日記と言った、いわゆる『本』の形ではない本、蛇・鳥・犬・スイギュウ・山羊・牝牛等の動物の毛皮を使った本は見た目のインパクトが凄い。
人皮装丁本が作られる経緯や、血で書物を書く伝統があることには吃驚した。そういう書物を作ることに意味があるのだろう。
息で吹き飛ぶぐらい小さい本や2メートル程の大きい本は読むのに苦労しそう。「豆本」は人間の技術の限界に挑戦している感じ。
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ナショナルジオグラフィック社編纂による古今東西の奇書・偽書・稀覯書を集め、「本ではない本」「血肉の書」「暗号の書」「偽りの書」「驚異の収集本」「神秘の書」「宗教にまつわる奇書」「科学の奇書」「並外れたスケ-ルの本」「変わった書名」の10のテーマに分けて紹介された本書こそが「稀覯書」と呼べる驚異の出版物 (原題 The Madman's Library)。 自伝を縫いこんだ服、毒薬箱を仕込んだ空洞本、簡易トイレ本、チ-ズを綴じた本、ヘビ皮装丁の本、祈りを書いた頭蓋骨、青森県のキリストの墓 ?!・・・
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そりゃ夜空の星を見上げて「あれは蠍」「あれは竪琴」なんて言っちゃうんですから本ひとつとってもやりたい放題ですよね、人間て。
いくつかの本は悲劇と喜劇がぐるっと一回転して繋がってる感じがして良かった。プレゼントするのもされるのも良さげな本。