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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/04/25
- 出版社: 文学通信
- サイズ:19cm/334p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-909658-77-7
読割 50
紙の本
職業としての大学人
著者 紅野 謙介 (著)
元理事の逮捕・起訴、アメフト部の危険タックル事件…。日大への信頼はどう取り戻せばよいのか。近現代日本文学の研究者が、職員や学生、卒業生、保護者に向けて「大学人」として発信...
職業としての大学人
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商品説明
元理事の逮捕・起訴、アメフト部の危険タックル事件…。日大への信頼はどう取り戻せばよいのか。近現代日本文学の研究者が、職員や学生、卒業生、保護者に向けて「大学人」として発信しつづけた言葉をまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
古い体質と格闘するなかから、どう新しい大学を生み出すのか。
「大学改革」のかけ声ばかりが先行し、学問や教育が痩せ細るなか、大学への信頼はどのように取り戻せばいいか。その問いへつながる道筋に、近現代日本文学の研究者が、「大学人」として発信しつづけた言葉を配置する。
日本の大学行政の問題点をもっともチープなかたちで照らし出すにいたった、元理事や前理事長の逮捕・起訴といった、いわゆる日大事件。日本大学アメリカン・フットボール部の危険タックル事件。それらの渦中にいた著者が、できるかぎり事実をたがえることのないよう、メモと記憶にしたがって書き下ろした第1部「大学の現在、そして危機のなかの日常」。圧巻の93,000字。大学人はもとより、組織にいる人間には必読のテキストである。
第二部は、コロナ禍に遭遇した最初の半年間に出し続けた「学部長通信」を主に、第三部は、学生・保護者・卒業生に語った文章を収録。これらは教職員のみならず学生・保護者、卒業生にどのように事態を報告し、安心を与えられるか、考え抜かれた言葉である。「言葉なくして、安心も共感も説得もない。苦しいなかで言葉を届ける。それだけを考えて、メッセージを書き続けた」。
大学を取り巻く社会で、学問への敬意が希薄になったいま、「新自由主義」によってもたらされた過剰な市場原理主義が大学を席巻するいま、全教育関係者にとっての必読書。
【教職員のみならず学生・保護者、卒業生にどのように事態を報告し、安心を与えられるか。学部長の言葉など、果たして相手に通じるかどうか。これまで校長先生の訓示や報告に共感したことはないものの、しかし、言葉なくして、安心も共感も説得もない。苦しいなかで言葉を届ける。それだけを考えて、メッセージを書き続けた。本書は、その三年間に書きつけた言葉と、ふりかえって総括した言葉によって出来上がっている。】……はじめにより【商品解説】
目次
- 【目次】
- はじめに
- 1 大学の現在、そして危機のなかの日常
- 学校法人のガバナンスをめぐる臨床的研究─日本大学で何が起きていたのか
- 日比谷公園の向かい側で
- 中央集権と一元化
著者紹介
紅野 謙介
- 略歴
- 〈紅野謙介〉1956年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程中退。日本大学文理学部特任教授。専攻は日本近代文学。著書に「国語教育混迷する改革」など。
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