サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

送料無料(~2/28)

日本橋ビジネスクリニック×hontoブックツリー・ポイント5倍キャンペーン (~5/20)

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

小説の誕生
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.6 12件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×

新刊お知らせメール登録

この著者の新着情報

一覧を見る

  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.9
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/475p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-398206-3
  • 国内送料無料

紙の本

小説の誕生

著者 保坂 和志 (著)

小説的思考とは何か? 小説が生成する瞬間とはどういうものか? 小説的に世界を考えるとどうなるのか? 小説について、もっともっと考えたいという人に贈る、「小説論」第2弾。『...

もっと見る

小説の誕生

2,052(税込)

ポイント :19pt

現在お取り扱いができません

電子書籍化お知らせメール

電子書籍化お知らせメールサンプル

電子書籍化お知らせメールヘルプ

メールを登録する

通販全品対象!ポイント最大5倍!<5周年記念>

こちらは「honto5周年記念!本の通販ストア全商品ポイント最大5倍キャンペーン」の対象商品です。
※キャンペーンの適用にはエントリーが必要です。

キャンペーン期間:2017年4月28日(金)~2017年5月31日(水)23:59

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

小説的思考とは何か? 小説が生成する瞬間とはどういうものか? 小説的に世界を考えるとどうなるのか? 小説について、もっともっと考えたいという人に贈る、「小説論」第2弾。『新潮』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

保坂 和志

略歴
〈保坂和志〉1956年山梨県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。90年「プレーンソング」でデビュー。「草の上の朝食」で野間文芸新人賞、「この人の閾」で芥川賞を受賞。ほかの著書に「小説の自由」など。

関連キーワード

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー12件

みんなの評価4.6

評価内訳

  • 星 5 (6件)
  • 星 4 (5件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

作品と一緒に、作品外のことまで考える

2007/02/26 06:16

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:M - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は前著『小説の自由』に続く、「新潮」連載中(2007年2月現在)の「小説をめぐって」の第二期の単行本である。
 ——作品について考えるのではなく、作品と一緒に考える。
 この意味に類する言葉を著者は繰り返し述べている。そして読者とは「作品と一緒に考える人」である、と。したがって、そのとき作品は、読み手の(あるいは書き手の)考えを促す触媒のようなものだといえるだろうか。
 また本書はエッセイよりも評論よりも小説に近い、とも書かれている。先の言葉を換言すれば、一緒に考えさせるようなものが小説だ、と言えるだろう。事実、引用される多くの文献は小説に限らず、小説的に読まれているのだ。作品と一緒に考える。そして読者も一緒に考える。とすれば、本書もまた小説的であるだろう。
 全13章のなかで扱われる問題は、すべてを小説的に考えられている(あるいは考えさせるものを扱っている)という一貫性を除けば、雑多にわたる。——フィクションにおけるリアリティ、文体、一人称体と三人称体、現在形と過去形といった小説の表現面の指摘、また大きな問題、哲学、形而上学的問題としては、5章の終わりからは人間の不滅性を、10章からはニーチェの永劫回帰の思想を扱っている。
 だが、わたしに印象的だったのは本書のなかに響く声である。
 著者は「小島信夫のなかにカフカが住みはじめている」と書き、またベケットのなかにハイデガーを見出し、裸の王様からウィトゲンシュタインに飛んでゆく、等々。一言で言えば連想だが、本書のなかに数多くの声の反響を聴き取ることができる。いや、それらが先行世代から受け継がれてきたものであることを思えば、(著者の小説の題名を連想しつつ)「残響」と呼ぶのが適当だろう。そしてこの声の受渡しは「不滅性」の議論と繋がるのではないか、と考えさせられもする。
 固有名詞はその声の発話者を特定してくれるが、もちろん匿名の声も響いている。
 たとえば13章での記憶の話題に東京駅が例に出されるが、それは大森荘造の声なのではないか。または序盤には引用されるが、永遠性・永劫回帰の議論では決して名の挙がらないボルヘスの声。さらにはニーチェを注解するクロソウスキーの書く「一度限り決定的に」はキリストの磔刑のことだろうと著者は予想するが、それはやはり作中で引かれるアウグスティヌスが循環説への反駁で言ったことではなかったか。等々。
 こうして有名無名の誰彼の声は受継がれてゆく。その声の主もまた誰彼から受継いだものであろう。したがってそれは不滅である。ほんとうにそうだろうか。当然の疑問がおこる。芸術家以外の多くの人々はどうなのか。作家だけが不滅なのか。このような問いも本書で問われている。いや本書で問われなくとも問うことになるはずである。なぜなら読者は「一緒に考える」のだから。
 ——作品について考えるのではなく、作品と一緒に考える。
 ところで作品と一緒に考えるのは作品のことだけではないのだと、読後に殊更実感できるのが本書の特徴だと思う。別のことを考えているのである。だがそれは読後、つまり作品と一緒に考えた後のことであって、「作品と一緒に考える」ことをした影響によるものだ。何か結論を得られるということではない。だがわたしは快適さを感じる。思考が促されている。油が射されたかのように順調にあたまが働くのである。
 作中に引用される『ミシェル・レリス日記』の面白さに、著者は、「読み終わるのが惜しい」「むしろ不安」だと書くのだが、本書もそのように感じられた。その言葉に続けては、「読み終わったらまた最初のページに戻って読みつづければいいのだが」と書かれている。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2006/11/12 10:53

投稿元:ブクログ

思ってた通り、非常によかった。「小説の自由」に続く小説論。であり、ある意味でこれもすでに小説である。というこの作品。きっとこれから先、何度も何度も読むことになるだろうと思う。この作品では多くの引用があるけれど、その部分もなんとかかんとか読んでいくことが重要だろうと思う。そうしないと、言わんとしたいことが掌からいつのまにか零れ落ちてしまう。あとがきで背中がぞくっとした。6月に脳梗塞で倒れ、意識が戻る可能性はまずないとすら言われている小島さんに関する記述で。言葉をかみ締めた。(06/10/23)

2007/01/26 13:35

投稿元:ブクログ

良本「小説の自由」の続編。少し難解になったと感じるところもあるが、総じて楽しめるし、勉強になります。

2007/08/20 21:46

投稿元:ブクログ

「偉大な作家というのは出発点からすでに偉大なのだ」(p344) この「偉大」というのは「異質」という意味なのだけど、たとえば有島武郎のように、柄谷行人をして「どこにも属していないという意味で独特な場所を占める」ような作家も、やはり偉大なのだろう。

2007/01/12 22:26

投稿元:ブクログ

前作に続いてぐねぐねと小説について語り続ける。このぐるぐると回る感じが小説を読む楽しみでなくてなんだろう。小説について批評の言葉で語ることに常に違和感を覚えていたので、こういう本は嬉しい。

2007/11/07 01:42

投稿元:ブクログ

小説とは一体何なんだろう。
小説が社会に対して与えれる力とは何なんだろう。
小説を書くという事は、いったいどういうことなんだろう。
ひたすら問い続けるシリーズ。

2008/10/15 13:31

投稿元:ブクログ

読んで、はいっ!おしまい。というタイプの本ではない。直接この本から何かを得ようとすべきではないし、時間がないときに読むべきではない。時間があるときにじっくり読んで、ときどき本を閉じて思索にふける、というタイプの本である。決して今の時代のニーズには合っていない本である。しかし、彼の思考に付き合える人にとっては、著者と濃密な時間を共有することができるだろう。

2011/03/29 21:01

投稿元:ブクログ

保坂和志はこのような挑戦的な?ことを言う。 「しかし小説を書こうとすると、ほとんどすべての人は何をどう書こうと、枠のような輪郭のようなものを小説を書く心の中に作り出してしまう。そうすると小説は私の考えていることの広がりにまったく見合わない、筋の通った小さなものにおさまってしまう。」 そうするとどうなんだ。いままで小説家と称されてきた人々は物語作家とでも呼べば良いのだろうか。 言わんとすることは、とても難解なのだが刺激的で再読したいと想わせる作品でした。

2010/02/05 11:48

投稿元:ブクログ

まえがき―F式前進―
1.第二期のために書きとめて壁にピンで止めたメモのようなもの
2.小説と書き手の関係
3.現代性、同時代性とはどういうことか
4.外にある世界と自分の内にあること、など
5.時間と肉体の接続
6.私の延長は私のようなかたちをしていない
7.小説を離れてリアルなこと
8.現実とリアリティ
9.私の延長
10.「われわれは生成しつつあるものを表現するための言語を持っていない」
11.人間の姿をした思考
12.人間の意図をこえたもの
13.力と光の波のように
引用文献リスト
あとがき
著作一覧
(目次より)

2012/04/29 12:55

投稿元:ブクログ

小説論。レーモン・ルーセル、サミュエル・ベケット、小島信夫、阿部和重など、色んなタイプの文章が読めるのが楽しい。濃密。11章でクロソウスキー「ディアーナの水浴」の話あたりから内容が理解できなくなってしまったが、読んでいるときは脳が触発され、とりとめなく考えが浮かぶ。不思議な読書体験だった。

2016/01/10 18:06

投稿元:ブクログ

保坂和志「小説の誕生」http://www.chuko.co.jp/bunko/2011/08/205522.html … 読んだ。おもしろかった。小説論3作で一番読みやすい。要約も説明も結論もないのが小説。音楽を聴くように美術作品を見るように小説を読む(なるほど!)小説世界の体験が自分の思考へ作用する。哲学書を読む楽しさがあるなあ

2014/10/10 23:21

投稿元:ブクログ

今回はやけに説明的で、本人が言うほどロールしてない。非常にひとつひとつは面白いはずだけど、いっさつめを読んだ人にとってはくどいし、だから説明的と感じてしまったのかもしれない。むしろ読めば読むほど才能の無さを感じるのは、引用している文章の力がすごすぎるからかもしれない。しかしものすごく賢い凡庸な人間が単なる凡庸な人間に伝えてくれる文章として、非常に価値があるし、面白い。

小説研究 ランキング

小説研究のランキングをご紹介します一覧を見る

前へ戻る

次に進む