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ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの (光文社古典新訳文庫)
ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの
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収録作品一覧
小箱選びのモチーフ | 9−40 | |
---|---|---|
精神分析の作業で確認された二、三の性格類型 | 41−100 | |
『詩と真実』における幼年時代の記憶について | 101−125 |
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紙の本
読書は他人の視線に乗っかることです。
2021/09/15 17:56
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投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
フロイトによる、文芸評論。
無意識の世界へのとば口を開いたフロイトによる語りは、あたかもロールシャッハテストが、分析する者の内面を語るように、その奇妙な偏りによって、フロイト自らの内面を語り出す。
今日的な視点による、翻訳者による解説は、フロイトにしてみれば認めたくないようなものだと思われる。
フロイトはいいところに目をつけたのだが、その広大な領野を語り尽くすことはできなかったと思われる。
エディプス・コンプレックスは、何かに触れているのだろうが、フロイトの言葉には、何かしらのこじつけを感じてしまう。
これはフロイトの視野を借りる読書。
ところで、欲望ではなく、愛について、フロイトは何か述べているのだろうか?