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市民のための世界史
単なる高校の補習ではなく、大学レベルの大づかみな世界史理解を追求する大阪大学教養課程の「世界史」テキスト。理解のしかたやそのための理論などをコラムで解説し、補足説明や用語...
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商品説明
単なる高校の補習ではなく、大学レベルの大づかみな世界史理解を追求する大阪大学教養課程の「世界史」テキスト。理解のしかたやそのための理論などをコラムで解説し、補足説明や用語・概念については脚注を付す。【「TRC MARC」の商品解説】
カリキュラムの矛盾や入試問題に災いされて、高校生の歴史認識は後退している。本書はそのような現状を跳ね返し、歴史を学ぶ意義や面白さを知ってもらうことをモットーに、全国の高校教員と協力して作られた。人名や年号は極力減らす、「像を結ぶ」「因果関係や背景がわかる」説明を目指す、要所に学習者への問いかけを挟むなど様々な工夫をして、歴史に親しむ習慣を養う。市民向けや入試の副読本にも使える画期的な教科書。【商品解説】
目次
- 序章 なぜ世界史を学ぶのか
- 1.21世紀の世界で歴史を学ぶ意味
- 2.世界史の入り口で
- 第1章 古代文明・古代帝国と地域世界の形成
- 1.文明の誕生と国家の出現
- 2.遠距離の移動と交流
- 3.諸地域世界の成立と古代帝国の栄華
- 4.古代帝国の解体と紀元後3〜5世紀のユーラシア動乱
- 第2章 地域世界の再編
- 1.中央ユーラシアの発展と東アジアの再編
著者紹介
大阪大学歴史教育研究会
- 略歴
- 大阪大学文学研究科教授 担当:第5、7~13 章
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書店員レビュー
阪大の挑戦
ジュンク堂書店ロフト名古屋店さん
必修だから…受験のため…こうした理由で世界史を学ぶと、どうしても大量の年号や用語を「覚える」歴史になりがちである。そして、大学で歴史学を専攻でもしなければ、大半の人は歴史の勉強とは「覚える」ことだと思ったまま社会に出て行くことになる。これでは「過去の出来事を覚えて何の意味があるの?」といわれても仕方がない現実がある。大阪大学歴史教育研究会(歴教研)は、こうした状況を重く見、歴史教育のあり方を再考し、様々な意欲的な取り組みを行っている。大学教養課程の教科書として構想・執筆された『市民のための世界史』はそのひとつの成果である。
従来の世界史は各国史の寄せ集めになりがちであり、これこそ歴史教育が用語の暗記と羅列に終始してしまう一因である。「つながり」と「ながれ」も地域(ヨーロッパ、イスラーム世界、東アジアなど)内レベルにとどまるものが多い。そして何よりも日本史が世界史から切り離されてしまっており、日本と世界が相互に与え合った影響や歴史的な意味が掴みづらくなっている。こうした現状の歴史教育の欠点と最新の研究を踏まえ、日本を含む東アジア史と西洋史との「つながり」と「ながれ」を把握できるようになることが意識されている。各国史の集合ではなく真の意味で「世界史」を学ぶことを念頭にしている。
他の世界史教科書と比べれば、暗記しなければならないような用語や年号は圧倒的に少ない。この本が描くのは「覚える歴史」ではなく「考える歴史」である。「なぜ、そうなったのか?」「そうしたことで、どんな影響があったのか?」各節目毎に置かれた問いに対する答えを考えることで、過去の出来事のながれを掴むだけではなく、歴史的な思考力を高めようという試みもなされている。
歴史の因果関係だけを示して「ながれ」をわかった気にさせてくれる本ではない。そういうものと比べると難易度は高いかもしれない。しかし、知識だけにとどまらない、そこから考える歴史を学びたいというならば、本書は優れた道標となってくれるであろう。
紙の本
現在の世界史教育に疑問を投げかける力作
2022/07/01 18:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:D - この投稿者のレビュー一覧を見る
通史をとても少ない単語量で学べます。その分流れを重視した感じ。大学向けではありますが、東大生、阪大生は読んで損しないでしょう。ただ扱っている書店は少ないので注意。
紙の本
おすすめされて
2018/07/20 17:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学入試を終えた先輩におすすめされて購入しました。来年は私が受験なので、これから息抜きがてら、読んでいこうと思います。