紙の本
子どもの疑問、大人への難問。
2016/09/05 18:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「働く意味」というのは、見つけようとしてもなかなか見つからない、厄介な質問だ。
それに真っ正面から答えている七人の方の回答が「こども篇」「大人篇」と分かれているのがよい。
有川浩さんの文章が読みたくて手に取ったが、三浦しをんさんの回答にもにやっとさせられた。
投稿元:
レビューを見る
なぜ大人になったら働かなくてはいけないのか。
どうしてそうしなければならないのか。
その疑問に答えてくれる、色々な職業7人分。
子供のための答えと、大人のための答え。
基本的に、書かれている事は一緒ですが
語る相手が違うので、それに合わせて
理解しやすい感じになっています。
子供の頃、こんな事を思ったな、と
懐かしい気分にもなれますし、大人になった今
頷ける箇所が多々あります。
とはいえ、やりがいのあるもの、に辿りつけるか。
それすらも『勉強』です。
投稿元:
レビューを見る
なぜ働くのか。各界の著名人によるその答えを前半に子供向け、後半に大人向けが書かれています。書かれた内容自体は一緒なので、前半だけを読んでも十分楽しめます。
私は天野 篤さん、有川 浩さんの所が好きです。有川さんは作品を読んでいたので『そういうことを考えていたのか』と裏側を知ることができたし、天野さんの医者という職業にかける熱意には感動しました。「中途半端な気持ちで仕事をしてはいけない」ごもっともです!最近の自分の仕事は雑になっていなかったか、ハッとさせられました。
投稿元:
レビューを見る
天野篤さんや樋口泰行さんのように毎日挑戦、変化、工夫があって一見単調に見える日常であっても終わりがないイメージが伝わる文章の方が働くことの回答としてぐっとくるような気がしました。就職活動中に、相手方にこの質問をして回答に引かれる組織に属するべきなのだろうなと思いました。生活費としての報酬を得るためという回答をする著者はいなかったので。
投稿元:
レビューを見る
いくら収入があっても働く目的がなければエキサイトしない、という話しは印象に残りました。
生活費を稼ぐため、というのも働く目的でしょうけど、経済社会に飲み込まれているような感じで、ちょっとさみしいかも、ね。
投稿元:
レビューを見る
子どもが将来できたら読ませたい本!自分も子どもの頃読みたかったなぁ。子ども編、大人編どちらもそれぞれの味がある。
投稿元:
レビューを見る
「働く意味」について、子供が読んでもわかるような表現で7人の著名人がメッセージを送る。私の敬愛する有川浩さん、池上彰さん、三浦しをんさん、90歳の現役助産師の坂本フジヱさん、など。
有川浩さんは、根っからのアーミーオタクじゃなかったんだ。取材を何回もすることによって自分も徐々に魅力に取り憑かれたそうだ。そしてそんな有川さんの言葉。
「小説の題材にした人と読者を“つなげる”ことができたと感じる瞬間が、この仕事をやってて良かったと思えるときです。」
すごくわかる気がする。有川さんの本は、どれも、登場人物の描写が一人一人丁寧で、その主人公の職業のディティールもしっかり描かれている。もっとその職業のことを知ってみたいとすら思える。
そして、自分の仕事が誰かの心を動かしているんだ、と実感できたら、それが生き甲斐につながるんだと思う。
しかし、残念なことに、この本は、前半は子供向けに書いていて、後半は大人向けに、と二部構成になっているんだけど、その意味有るかな?と思っちゃった・・・。内容は同じで、言い回しを変えてるだけだし。子供達にたくさん読んでもらいたいなら、前半だけにして値段も半額にすれば良いんじゃないかな?
投稿元:
レビューを見る
7人の識者が「どうして働くのか?」という問に対し、子供向け、大人向けに語ってくれます。
どっかのベンチャー企業の社長(ど忘れw)のオススメ本だったので読んでみましたが、なぜ仕事をするのかを考える良いきっかけになりました。
「なぜ自分は今この仕事をしているのか?」を時折自分に問いかける習慣をつけようかなと思ったり。
投稿元:
レビューを見る
図書館より。
実は新聞に載っていて気になって読んだ本。
働く意味について改めて考えさせられた。
そして理由はひとつじゃない。
子供にも大人にも読んでもらいたい一冊。
子供向けの部分だけでもいいから、文庫化?とかしてくれたら絶対買って子供が読めるよう本棚に入れておくんだけどな。
投稿元:
レビューを見る
天野篤先生は、医師の世界は、本気で働くならやっはり厳しい世界だと思わせる。
池上彰さんの話はわかりやすかった。けれど、チクチク痛いところを突いてくる。
投稿元:
レビューを見る
日経BP社が出しているMOOK「日経キッズ+」の派生本みたいです。(連載をまとめたとかではなくて)
タイトルにあるように「なんで大人は働くのか?」について作家の有川浩、経済学者の浜矩子、ジャーナリズムの池上彰など7人の大人が答えるという本です。大人が読んでも面白かった。名言尽くしです。「働くとは、最高に面白い謎解きの連続」という浜さんの言葉がとても良いなあと思いました。ちなみにこの言葉の後には「仕事の中で謎解きを楽しめるゆとりがあるということは、とても幸せなことだという事実も、キミたちには知っていてほしい」と続いています。さすが浜さん。子ども相手でも言うべきことを分かりやすい言葉でビシッと言っておられる点がまた素敵。
この本の大きな特徴は同じ回答者の答えが「こども編」と「大人編」の二つに書き分けられて掲載されていることです。なので内容的には同じことが一冊の中でこども向けと大人向けに書かれているのです。ちなみに前半はこども編、後半は大人編となっています。
この編集方式には賛否が分かれるところだとは思うのですが、私は概ね賛成です。
理由は
1.子供にとって、親と同じ本を読めるという経験は嬉しい(多分)
2.大人はこども編と大人編を比べて読むことで、説明する相手によっていかに伝え方を変えるべきかを学べる
3.大人編では『回答者がどう考えてこども編の回答をしたのか』も大概載っていて、回答者が文章に込めた想いが分かる。また親として何を考えないといけないのかが分かる
小学生から大人まで幅広い年代が、「働く」を考えることのできる良書だと思いました。
投稿元:
レビューを見る
子どもたちに働くことの意味を問う本。
個人的には、小説家有川浩さんや助産師坂本フジヱさんが触れていた、「仕事とは天から与えられた役割を果たすもの」という考え方に共感しました。
「自然な営みのなかで、役割を果たそうと思うから、もっと謙虚になれる、もっと知りたいと思える」というフジヱばあさんの言葉や、有川さんの「あがくってかっこいい!」という言葉を胸にとめて、仕事に戻ろうと思います。
そうそう、その結果として「自分はこれをやっているときが一番楽しいというものをしている人は、人生の最後で本当にいい顔をしているのよ」というフジヱばあさんのいう状態になれていたらいいなぁ。
投稿元:
レビューを見る
なぜ大人は働くのかを、多様な職業人に問いかけた本。
「仕事をするのは、応援してくれた人に恩返しをするため。自分が最大限の努力をして人の役に立つため」の医者の天野篤。「好きだから、楽しいから、ではなく、誰かのために義務を果たすために働くのがかっこいい」の作家の有川浩の仕事観が説得力ある。
「作家になりたいなら毎日を一生懸命に生きよう、周囲を大切にしよう、人をつなぐことを大事にしよう」という有川の言葉は、この人は作家になるべくしてなった人の台詞であると思う。
経済学者の浜の「誰かの働くということが、誰かにとっての便利になっている。働くとは経済活動に参加すること」「勉強をしなかったら、狭い世界のなかに生きる大人になる」という指摘も納得。
投稿元:
レビューを見る
日経Kids+ -
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/230630.html
投稿元:
レビューを見る
いつだったか本屋で見て読んでみたいと思ってた本。
心臓外科医の天野さん、大好きな作家の有川さん、一時期わかりやすくてよく読んでたジャーナリストの池上さん、、、と豪華なメンバーが書いた仕事についての自伝。
子ども向けの本だけど、大人が読んでも仕事をしてることを後押ししてくれるとてもいい一冊。
ほとんどの執筆者が書いていた誰かのために働くというのがとても心に残った。
このシリーズの他のも読んでみたい。