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紙の本
血の福音書 上 (マグノリアブックス <血の騎士団>シリーズ)
著者 ジェームズ・ロリンズ (著),レベッカ・キャントレル (著),小川 みゆき (訳)
余命わずかの少年トミーは、イスラエルのマサダにある要塞の遺跡に両親とともにやってきた。しかし、遺跡を大きな揺れが襲い、トミーたち家族は悲劇に巻きこまれてしまう。そのころイ...
血の福音書 上 (マグノリアブックス <血の騎士団>シリーズ)
血の福音書 上
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商品説明
余命わずかの少年トミーは、イスラエルのマサダにある要塞の遺跡に両親とともにやってきた。しかし、遺跡を大きな揺れが襲い、トミーたち家族は悲劇に巻きこまれてしまう。そのころイスラエルのカイサリアでは、考古学者のエリンが発掘作業をしていた。そこに、イスラエルの諜報機関のヘリコプターが来て、彼女は同行を命じられる。彼女が連れていかれたのは、崩壊したマサダの遺跡だった。エリンはアメリカ人軍曹のジョーダンたちとともに、地割れで出現した地下のトンネルへと入っていく。その瞬間から、血の福音書を捜索する旅がはじまって―。【「BOOK」データベースの商品解説】
少年トミーは、マサダの遺跡で悲劇に巻き込まれる。一方、考古学者のエリンはイスラエルの諜報機関にマサダの遺跡へと連れていかれ、地下のトンネルへと入っていく。その瞬間から、血の福音書を捜索する旅がはじまって…。【「TRC MARC」の商品解説】
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かなり手の込んだヴァンパイアものでした。
2016/12/11 00:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり手の込んだヴァンパイアものでした。科学的知見を駆使したロリンズの作品を期待してた私にはちょっとガッカリでした。
出だしは宗教色が強すぎて少々戸惑ったが、怪しい女性バートリ・ダラボントが“ストリゴイ”やバートリと繋がる双子のオオカミ・グリムウルフを伴って登場、騎士=“サンギニスト”であるルーン・コルザとの戦闘開始で俄然活劇調になってくる。本作は、レベッカ・キャントレルとの共著とは言え、あくまでもジェームズ・ロリンズの作品なので、この時点でもまだ何か未知の生物かパワーに関するものではと推測していたのだが、何と、「ヴァンパイア」ものであることが上の中盤辺りで判明。神の救いを拒否されたヴァンパイア¬=“ストリゴイ”と、同じヴァンパイアだが神に帰依したヴァンパイア¬=“サンギニスト=騎士”との闘いらしいのである。そして、怪しい女性バートリ・ダラボントは、実は大昔にルーン・コルザが“ストリゴイ”にしてしまった愛する女性・エリザベータの末裔で、“ストリゴイ”を自在に操る力を持っているらしい。
そして、これらが大きな力を秘めた謎の「福音書」を巡って争奪戦を繰り広げるのである。ムーーー、何とも宗教色、それもキリスト教に偏りすぎた話のため、私にはついていけない。よって、宗教的なところは大きく飛ばして読んでいくと、まず「福音書」をナチスが最初に手に入れてどこかへ運び去ったのである。それを追う過程で、イカロプ=巨大コウモリなどの襲撃を受けたり結構面白い。圧巻は、「福音書」求めてロシアへ向かうと、そこにはルーンと因縁のある“ストリゴイ”であるラスプーチンが登場するのである。歴史上の人物までヴァンパイア¬にしてしまうとは、その自在な発想にアレレレレ・・・・でした。
本作では、何か良く分からないうちに「福音書」が開かれ、いよいよ本格的な戦いが開始されるというところで終わる。どうも“ストリゴイ”の大元がかの有名な裏切り者「ユダ」であるらしい。ムーーー、とりあえずシリーズ2も読み進んでみるか。