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ちぐはぐな部品 改版 (角川文庫)
著者 星 新一 (著)
脳を残して全て人工の身体となったムント氏。ある日、外に出ると、そこは動くものが何ひとつない世界だった(「凍った時間」)。SFからミステリ、時代物まで、バラエティ豊かなショ...
ちぐはぐな部品 改版 (角川文庫)
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商品説明
脳を残して全て人工の身体となったムント氏。ある日、外に出ると、そこは動くものが何ひとつない世界だった(「凍った時間」)。SFからミステリ、時代物まで、バラエティ豊かなショートショート集。【商品解説】
収録作品一覧
いじわるな星 | 7−15 | |
---|---|---|
万能スパイ用品 | 16−20 | |
陰謀 | 21−23 |
著者紹介
星 新一
- 略歴
- 1926-1997。東京生まれ。東京大学農学部卒。1957年、日本初のSF同人誌「宇宙塵」創刊に参加。「ショートショートの神様」と呼ばれ、生涯に1001以上の作品を発表した。
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紙の本
多彩なジャンルと時代が散りばめられた29編のショートショート
2009/12/19 08:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る
星新一氏のあとがき(平成元年五十三版にはあとがきがあるが、最近のものは不明)にあるように、さまざまなジャンル、時代を詰め込んだ、ショート・ショート集で、とにかくバラエティーにとんでいるので、一編一編楽しんで読むことができた。
いくつか気に入った作品をピックアップ。
『歓迎ぜめ』
新しく発見した星に降り立った乗組員たちは、その星の住人たちによる歓迎ぜめに遭った。
その『落としどころ』が面白く、読み終わると「ふふっ」と思わず笑ってしまいそうな顛末が迎えてくれる。
『夜の音』
夜中にドアをノックする音で物語が始まるコント的なストーリー。
『抑制心』
食事の席で食べ物が一つだけ残ったときに多くの人が感じる、気まずさを題材にした物語。
ラストの場面を想像できる人はかなり少ないのでは。
『神』
博士は企業に依頼されて「神」を作り出す研究を始めた。
その結末はよく考えると「もっともだ」とうなずいてしまうもの。
『鬼』
ヒューマニズムでセンチメンタリズムでナルシズムな王が束ねる、平和な鬼の国の物語。
その平和な国に起こったできごとは……
《鬼》と言えばどこに繋がっていくかだいたい見当がつくが、それでも意表をつかれてしまう展開が面白い。
『救世主』
ある星からやってきた凶暴な生命体によって滅ぼされかけた人類。
ある歴史学者は人類滅亡の危機に際し、発掘していた人類滅亡の危機にあけるべきタイムカプセルを開け、入っていた紙に書かれている呪文を唱えた。「なむあみだぶつ」
かなり大まかなストーリーは『宇宙戦争』と類似。星新一風のユーモアを効かせたアレンジか。
ほかにもハチャメチャ系やシットリ系など全29編のストーリーを堪能することができた。
紙の本
星さんらしい作品
2017/02/21 10:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tamayo04 - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名も秀逸ですが、内容も面白い作品ばかりでした。有名な作品はあまりないものの、気軽に読めて楽しめました。