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多摩川物語(ポプラ文庫)
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/10/30
  • 出版社: ポプラ社
  • レーベル: ポプラ文庫
  • サイズ:16cm/239p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-591-14162-5

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紙の本

多摩川物語 (ポプラ文庫)

著者 ドリアン助川 (著)

映画撮影所の小道具係を辞めようかと悩む隆之さん、客の少ない食堂で奮闘する継治さん、月明かりのアパートで母をしのぶ良美さん…。多摩川の岸辺の街を舞台にくりひろげられる人生の...

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多摩川物語 (ポプラ文庫)

648(税込)

多摩川物語

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商品説明

映画撮影所の小道具係を辞めようかと悩む隆之さん、客の少ない食堂で奮闘する継治さん、月明かりのアパートで母をしのぶ良美さん…。多摩川の岸辺の街を舞台にくりひろげられる人生のドラマ。「黒猫のミーコ」ほか、名もなき人びとの輝ける瞬間が胸を打つ連作短篇集。【「BOOK」データベースの商品解説】

映画撮影所の小道具係を辞めようかと悩む隆之さん、客の少ない食堂で奮闘する継治さん…。多摩川の岸辺の街を舞台にくりひろげられる人生のドラマ。名もなき人びとの輝ける瞬間が胸を打つ連作短篇集。〔「大幸運食堂」(PHP研究所 2011年刊)の改題,加筆訂正〕【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

黒猫のミーコ 7−34
三姉妹 35−67
明滅 69−98

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みんなのレビュー9件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

ドリアンさんの優しさの結晶

2016/08/26 03:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

『叫ぶ詩人の会』と出会ってからもう20数年。いつもドリアンさんが目を向け言葉を紡ぐ人たちは一歩、二歩社会の中枢から身を引いている人たち。この小説の中に出て来る人々も毎日をただ頑張って生きている人たち。必死に正直に真面目に頑張っているのに、ふと立ち止まると報われていなくて戸惑ってしまう人たち。そんな時の心の叫びが8編のお話になっている。『黒猫のミーコ』の雅代さんが時々つぶやく「許そう」。私にも響いた。私も「許」そう。色々なことを。どの登場人物も「さん」づけで書かれていてる。ドリアンさんの柔らかな優しさだ。

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2016/05/27 14:46

投稿元:ブクログ

前に「あん」を読んですごく心地良い温かさを感じたから、同じ著者の小説をもうひとつ読んでみようと思って…
この小説も、じんわり涙が出てくるような温かさに包まれてた。
感動の押しつけはまったくないんだけど。ほんとに、じんわり、という感じ。

多摩川沿いで生活を営む人々の短編集。多少、連作めいた要素もあり。
野良猫に名前をつけて可愛がる農家の中年女性、古書店で働く恋する青年、川べりに棲むホームレスに絵を教えてもらった少年、閑古鳥が鳴く食堂の主人、妻をなくしたシングルファーザーetc
日々を送る人々の傍にはいつも川があって、そこには悲しみや辛さや笑顔がある。
ただ通りすがるだけの川、時に訪れて遊ぶ川、たまに脅威にもなる川。
普段そこにあることは意識しなくても、そのエネルギーに影響される、自然というものの力。

それぞれの人間にドラマがある、ということを改めて思った。
毎日、ただすれ違うだけの人にも、生きてきた年数分のドラマがある。
衝撃的なことはめったに起きないからこそ、取り立てて大きな衝撃が起きない物語群がとてもリアルで、とても胸にくる。
日々生きてて、あぁ嫌だなぁと思うこととか、ちょっと嬉しくて笑っちゃう感じとか、してしまったことを悔いて落ち込むこととか、そういう些細なリアルが溢れてる。

最後に温かさが満たす、そういう物語ばかりじゃないのもリアル。
生きてて痛いことも、たくさんあるもんね。

2016/02/11 23:04

投稿元:ブクログ

古本屋で、タイトルがふと目に止まってお買い上げした1冊。
短編集なのですが、どれも大泣きしてしまった…泣きたい時に読む本決定です。悲しくて泣きたい、とか、泣いてすっきりしたい、とかなくって『泣きたい時』に読む本。

2015/03/01 19:49

投稿元:ブクログ

多摩川、京王線、土手沿いの遊歩道の風景、これはまさに地元です。京王線沿線の啓文堂さん(これも地元の本屋さん)にお勧めのポップと一緒に平積みされてあり、思わず手にとった次第です。

8つの短いストーリーが微妙に絡み合い、そこかしこに出てくる多摩川周辺の風景に、地元ごひいきには、幾度となく”あるある”、”そう、あそこの風景”とうなずいておりました。

ストーリーはどれも仄かに切なく、じんわりと心にしみてくるお話し。中でもバードウォッチングの絡んだ「越冬」は、大栗川と多摩川の交差する知る人ぞ知る野鳥のスポットでもあり、私も幾度となく足を運んだ場所。どこかで作者のドリアン助川さんと出会っていないだろうかと思うと楽しくなってしまいます。

多摩川、多摩丘陵は東京の郊外で自然が残る本当に良いところです。是非足をお運びください。サイクリングロードの自転車散歩がおすすめです。

2014/11/23 18:27

投稿元:ブクログ

多摩川べりに住まう、ほんのわずかな縁で繋がっている人たちの切ない話。

繋がっているとは言え、互いの人生にはほとんど干渉することなく。それぞれがそれぞれの重さの人生を背負って生きているだけ。

読み終えて、あらためて気づいた。目次の前の中扉の言葉。

「目を覚ますと、風景は変わっていた。」

些細なことで、そんな自分自身の変化に気づくこともあるかもしれない。

そうであればいいな、と思う人の願いかもしれない。

そんなことを思いながら、すべての短編のあとに綴られた一篇の詩に目を落とす。

風景は変わらない。自分も変わらない。
ただ眠っていた間に、自分は流され、眼に映る風景も、いつの間にか時の経過にまかせて、自分の後ろへ置き去りにしていただけ。

こう読んだ。やるせない感情が胸に広がった。

何も変わらないまま、何もかもが変わる。川の流れとは、時の移ろいとは…そのようなものか。

救いようのない心を抱えたまま、人は変わろうとしても変われなかった自分の一生を過ごしていくのだろうか。

やるせないなあ。。そのとおりだろうなあ。

2015/01/11 11:49

投稿元:ブクログ

多摩川を舞台にした連作短編集。多摩川沿いに住んでいるので、気になって購入。

目新しいようなストーリーではないかもしれませんが、多摩川という舞台が良い味を出しています。近隣住民の贔屓目かもしれませんが。

2016/04/30 09:27

投稿元:ブクログ

多摩川は馴染みの深い川であり書店に平積みされていることもあり購入。
最初の「黒猫のミーコ」を電車で読んでいたら泣きそうになり危なかった。
著者の名前は知っていたがこれからもう少し読んでみよう

2015/06/05 09:46

投稿元:ブクログ

岸辺の街の小さな食堂で、映画撮影所で、月明かりのアパートで。名もなき人びとの輝ける一瞬を描く短篇集。「花丼」など全8篇。

2016/04/18 08:41

投稿元:ブクログ

短編。暗い部分がありつつも希望を感じられる。感動する部分も結構あり、電車で読めないことも。

皆が苦しくて悩ましい生活の中、いろいろ考えながら、いつの間にか助けになったり、助け合ったりしている。それぞれの登場人物の表現が個性があって良かった。