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商品説明
目は男が放った怨念の矢であるかのようにときどきわたしを金縛りにする。わたしの経験からいうと、性欲とキスをしたいと思う気持ちはまったくべつものだ。著者初の性小説。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
柳 美里
- 略歴
- 〈柳美里〉1968年神奈川県生まれ。青春五月党主宰。「魚の祭」で岸田国士戯曲賞、「フルハウス」で泉鏡花文学賞・野間文芸新人賞、「家族シネマ」で芥川賞をそれぞれ受賞。他に「女学生の友」など。
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紙の本
ラブレター
2001/02/11 01:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポルノ小説への挑戦という形をとりながら、柳美里自身の、男の体への思い、恋愛観、セックスへの距離なの、人が語らない事柄が、つづられていく。
表面的なポルノ小説という形は、すぐに脱線し、こぼれ出す本音。
私は、その文章からうけるおもしろさ以外にも、気が付いた事がある。
これは、だれかにあてたラブレターじゃないのか。愛を伝えたい、という無意識の思いがにじみ出ているではないか。
読めば分かります。
紙の本
男
2002/07/31 09:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tallarico - この投稿者のレビュー一覧を見る
柳美里さんが付き合った男性達の体のあちこちのパーツを取り上げて書かれたエッセーです。
目、耳、爪、尻、唇、肩・・・・など付き合った男性で特徴的だった体の部分について書いていますが、多分ダブっている男性もいるのだと思います。が、全体的に読み終わった後、柳美里さんはすごく感受性が強く、女性的で、寂しい人だなと思いました。読んでいると必ずしも男性に深く愛されたわけではないケースもあるし、行きずりの恋もあったようだし、好きだったのに別れを切り出されたり。それをこういう経験もあったと明るく書いている雰囲気は感じられずなんだか全部悲しいイメージがつきまといます。常に男性がいないといけない人なのかもしれません。他にも私は柳美里さんの本を読んですごく好きだったのですが、この本はより柳さんの深い部分が知れる本だなと思いました。