「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.3
- 出版社: 工作舎
- サイズ:21cm/344p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-87502-324-3
- 国内送料無料
紙の本
めかくしジュークボックス 32人の音楽家たちへのリスニング・テスト
著者 ザ・ワイアー (編),バルーチャ・ハシム (訳),飯嶋 貴子 (訳)
有名ミュージシャンに、あらかじめ何も教えずに音だけを聞かせて誰の曲かを当てさせる『ザ・ワイアー』の名物連載企画「めかくしジュークボックス」から抜粋、多彩なアーティストたち...
めかくしジュークボックス 32人の音楽家たちへのリスニング・テスト
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
有名ミュージシャンに、あらかじめ何も教えずに音だけを聞かせて誰の曲かを当てさせる『ザ・ワイアー』の名物連載企画「めかくしジュークボックス」から抜粋、多彩なアーティストたちの素顔をかいま見る。【「TRC MARC」の商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
本邦の音楽誌ではお目にかかれないものばかりである。
2001/02/07 16:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:今村守之 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ザ・ワイヤー』の名物インタビュー連載企画、「めかくしジュークボックス」が1冊の本になった。
インタビュアーは音楽家に、前知識をまったく与えずにいくつかのレコードを聴かせ、曲を当てられるかを試し、それについての感想を聞いていくというものだが、さすが英国の先鋭的な音楽雑誌だけあって、登場する顔ぶれがなんとも豪華かつシブい。
ジャック・ブルース、ジョン・ケール、ネナ・チェリー、ホルガー・シューカイ、フィリップ・グラス、ゴールディー、アイス・T、ソニック・ユース、ポール・ウェラー、ロバート・ワイアット…。ロック、テクノ、ヒップホップ、ドラムンベース、ジャズ、ワールドミュージック、現代音楽、さらにはDJまで32人。
しかし本書がいいのは、ただビッグネームを集めたからではない。「最も面白かったもの」が、アルファベット順に収められているのだ。
たとえば、元クリームのジャック・ブルース。レッド・ツェッペリンのアルバム『フィジカル・グラフティ』の1曲『カスタード・パイ』を聴かせると、彼は「なぜセッション・ミュージシャンの曲を聴かせるんだ?」という。
ヤードバーズ、あるいはクリームの兄弟分であるこのバンドに、加入を打診されたこともある人間の発言としては冗談半分にせよ辛辣をきわめている。発言そのものの面白さ、また音楽家の音楽的背景や寸評など、どれも本邦の音楽誌ではお目にかかれないものばかりである。