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めかくしジュークボックス 32人の音楽家たちへのリスニング・テスト みんなのレビュー
- ザ・ワイアー (編), バルーチャ・ハシム (訳), 飯嶋 貴子 (訳)
- 税込価格:3,190円(29pt)
- 出版社:工作舎
- 発行年月:2000.3
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紙の本
本邦の音楽誌ではお目にかかれないものばかりである。
2001/02/07 16:23
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投稿者:今村守之 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ザ・ワイヤー』の名物インタビュー連載企画、「めかくしジュークボックス」が1冊の本になった。
インタビュアーは音楽家に、前知識をまったく与えずにいくつかのレコードを聴かせ、曲を当てられるかを試し、それについての感想を聞いていくというものだが、さすが英国の先鋭的な音楽雑誌だけあって、登場する顔ぶれがなんとも豪華かつシブい。
ジャック・ブルース、ジョン・ケール、ネナ・チェリー、ホルガー・シューカイ、フィリップ・グラス、ゴールディー、アイス・T、ソニック・ユース、ポール・ウェラー、ロバート・ワイアット…。ロック、テクノ、ヒップホップ、ドラムンベース、ジャズ、ワールドミュージック、現代音楽、さらにはDJまで32人。
しかし本書がいいのは、ただビッグネームを集めたからではない。「最も面白かったもの」が、アルファベット順に収められているのだ。
たとえば、元クリームのジャック・ブルース。レッド・ツェッペリンのアルバム『フィジカル・グラフティ』の1曲『カスタード・パイ』を聴かせると、彼は「なぜセッション・ミュージシャンの曲を聴かせるんだ?」という。
ヤードバーズ、あるいはクリームの兄弟分であるこのバンドに、加入を打診されたこともある人間の発言としては冗談半分にせよ辛辣をきわめている。発言そのものの面白さ、また音楽家の音楽的背景や寸評など、どれも本邦の音楽誌ではお目にかかれないものばかりである。
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