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紙の本
タンパク質の構造入門 第2版
著者 Carl Branden (著),John Tooze (著),勝部 幸輝 (ほか監訳)
タンパク質の構造と機能を、カラーイラストを多数用いながらわかりやすく説明する。最新研究の成果を取り入れた、教育社1992年刊の第2版。【「TRC MARC」の商品解説】
タンパク質の構造入門 第2版
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著者紹介
Carl Branden
- 略歴
- 〈Branden〉タンパク質結晶学者。ストックホルムのカロリンスカ研究所微生物学腫瘍生物学センター所属。
〈Tooze〉ロンドンのインペリアルがん研究基金研究所支援サービス局長。
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蛋白の構造に関する参考書。複雑で分かりづらい蛋白の立体構造を,基礎から最新の研究成果,将来の展望まで
2000/07/17 09:17
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒトのすべての塩基配列を解読するというヒトゲノム計画の完了が近づいている。ヒトゲノム計画に続く国際協力事業として,注目を集めているのが蛋白の立体構造を決定する事業だ。米国,日本,英国などが中心となり,蛋白の立体構造を大規模な施設で決定する事業が今年度中にも始まりそうだ。蛋白は生命現象の制御を直接担っており,その立体構造の解明は,創薬などの産業応用への利用価値も高いものと期待されている。
ただし,4つの塩基のつながりからなるDNA塩基配列に比べて,蛋白は3次元の複雑な構造を有し,その構造は単純に解析できるものではない。
蛋白の構造に関する入門書である本書は,蛋白の構造を決める基本原理から,構造と機能の関係を,最新の研究成果を取り入れて解説している。図が多用されているため,分かりやすい。また,各章ごとの結論では,章の内容が要約されており,時間のない読書者にとって便利な構成になっている。構造生物学や蛋白結晶学分野に留まらず,生命科学に携わる人々にお勧めする参考書だ。
(C) ブックレビュー社 2000