「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
闇斎の朱子学から津田の儒教批判まで、宣長の国学から賢治の童話世界まで、歴史を抑圧した言説と歴史に抑圧された言説から近代を問う。江戸から近代へと読み直される思想史。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
子安 宣邦
- 略歴
- 〈子安宣邦〉1933年川崎市生まれ。東京大学大学院博士課程修了。大阪大学名誉教授、筑波女子大学教授。著書に「近代知のアルケオロジー」「江戸思想史講義」など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
2000/6/11朝刊
2000/10/21 00:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
思想史を研究する著者は本書で日本の近代史の読み直しを試みる。「近代からの眼差(まなざ)しによる」江戸像に異議を申し立て、その上で「江戸から見る眼差し」の必要性を説く。
近代日本は新しい国家像を打ち立てる過程で、江戸という時代を「再構成」しようとした。江戸期の実学者、佐藤信淵を「発見」し、本居宣長には熱烈な眼差しを向けた。だが、こうした「近代日本の歴史的自己像」に著者は批判的な視線を向ける。「国語論」や「女性史」などにも言及、日本思想史研究のあり方を転回させようという著者の問題意識が伝わってくる。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000