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紙の本
2000/6/11朝刊
2000/10/21 00:15
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投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
思想史を研究する著者は本書で日本の近代史の読み直しを試みる。「近代からの眼差(まなざ)しによる」江戸像に異議を申し立て、その上で「江戸から見る眼差し」の必要性を説く。
近代日本は新しい国家像を打ち立てる過程で、江戸という時代を「再構成」しようとした。江戸期の実学者、佐藤信淵を「発見」し、本居宣長には熱烈な眼差しを向けた。だが、こうした「近代日本の歴史的自己像」に著者は批判的な視線を向ける。「国語論」や「女性史」などにも言及、日本思想史研究のあり方を転回させようという著者の問題意識が伝わってくる。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000
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