サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3 1件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.5
  • 出版社: 鳥影社
  • サイズ:20cm/180p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-88629-488-X

紙の本

自動鳥獣撃退装置

著者 姫野 由宇 (著)

宅地化が進む都市近郊農村地帯で起きた、野鳥退治の新兵器をめぐる大騒動。天災か人災か? 人間のエゴイズムと環境破壊が、ブラックユーモアたっぷりに描かれる。【「TRC MAR...

もっと見る

自動鳥獣撃退装置

税込 1,540 14pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

宅地化が進む都市近郊農村地帯で起きた、野鳥退治の新兵器をめぐる大騒動。天災か人災か? 人間のエゴイズムと環境破壊が、ブラックユーモアたっぷりに描かれる。【「TRC MARC」の商品解説】

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー1件

みんなの評価3.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

あれ、この本て『スケアクロウ』って名前で出ていなかったっけ?ま、タイトルが変わろうが、利権まみれの日本の地方政治って現状は、少しも変わらないけどね

2004/07/01 22:14

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

《農村に新興住宅が混在し始めた有権者人口7千ほどの小さなK町。スズメの異常繁殖に手を焼いた町が農家保護のために選んだのは、間歇的に音を発する駆除装置だった》

異常繁殖したスズメ対策に、町が採用した駆除装置の効き目もあって、農家の人たちは一息つく。しかし水田の近くに自宅を建て或いは借家をしている新住民は、早朝から大砲並みの音で脅かされ、睡眠不足で勉強も手に付かない。文句を言おうにも、相手の農家は自分たちの大家。レッスンが出来なくなったピアノ教師は、堪らず町役場に乗り込んだ。

しかし、機械の採用を決めた農政課のピリド課長は、新聞の慶弔記事を読むことこそ自分の仕事と考える人間。主任のカンマ君は住民課のコロンとの情事のことしか頭に無い。陳情は聞いたものの、苦情を言うのはあなた一人とばかりに、真面目に取り合おうともしない。被害は遂に、子供達の心を蝕み始める。そんな騒ぎをよそに、利権アサリに余念がない町と役所を牛耳る町長や農業副委員長、そして農機具メーカーは、馬鹿げた機械の追加設置に踏み切る。

一時代前の小説といえばそれまでだが、そう言い切れないところが日本の現状にはある。警察や外務省の不祥事、年金がらみの身内への発注もだけれど、談合汚職も全く減る様子はない。金融機関の不正融資も、あいも変わらず全て情実がらみ。原発一つとっても、相変わらず「電気は必要、原子力は安全」を繰り返すだけ。しかも、核廃棄物処理は電力会社の費用ではなく、税金で処理し、原発の電気は安価とほざく。この本の苦々しいばかりの告発が、そのまま有効なのが現実だし、それは地方に行けば行くほど揺るぎが無い。

それにしても、後味が悪い本だ。むろん、それはここに戯画的に描かれる日本の現状のせいもあるが、第一は、一人として魅力的な人間が出てこないことだろう。あとがきで郷原宏はこの作家を褒め上げるが、1955年生まれを考えれば文章力は並。漱石ばりの人物表現とはいうものの、それは登場人物を、役職やあだ名で呼んで通しているということだけである。

むしろ、姫野と並んで持ち上げられている杉浦明平やきだみのるの作品が、現在では一顧だにされないという厳しい現実を直視すべきだろう。文章や主題は悪くは無いけれど、如何に描くかという点については、センスの問題だけでなく一考の余地がある。やっぱり、告発は粋でなくちゃあ、つまりませんやね。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。