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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.5
  • 出版社: 中央公論新社
  • レーベル: 中公文庫
  • サイズ:16cm/504p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-12-203643-7
文庫

紙の本

月光の東 (中公文庫)

著者 宮本 輝 (著)

月光の東 (中公文庫)

税込 755 6pt

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みんなのレビュー21件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

不思議な言葉にひかれて

2001/07/18 12:32

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みりぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 夫に自殺され、その上愛人の存在を知ったみすずは夫に「月光の東まで追いかけて」という言葉を残した塔野米花という女性を探し始める。昔に米花に同じ言葉を言われた杉井もまた、米花を探し始める。米花はその美貌と才能を使い、つよく、賢く、そして悲しく生きていた。そのことを知ったとき二人は米花を探すのをやめ、自分の人生を生きていくことを決めたのだった。米花の人生を探すことによって、みすずは夫の自殺を乗り越えることができ、夫を許すことができた。

 宮本輝氏が得意とする中年期の男女の話である。品の良い美しい女性、その女性に振り回される男、またその女性を巡る運命の歯車。宮本氏はこのような世界を表現するのが非常に秀でているように思う。宮本氏の世界に浸りたい方、この小説はお薦めです。

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紙の本

ミステリアスで魅力的なストーリー

2001/06/06 07:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:emis - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この物語は「よねか」と言う名前の女性に関わる二人の人間の視点から書かれています。ひとりは、少年時代「よねか」に恋していた男性の視点から。もう一人は、外国で自死してしまった夫が「よねか」と同宿していた事を知った妻の視点から。
 男性は現在のよねかを知らないし、女性はよねかに会った事も無ければどんな女性であるかも知らない。そしてふたりは、それぞれが「よねか」に執着し、それぞれのルートで「よねか」に関する断片的な情報を集めていきます。
 ある時は悪魔のようにも見え、ある時は慈悲深い天使のようにも見える「よねか」という女性の生きてきた軌跡が、ふたりの視点から絶妙に浮かび上がっていくスリリングな物語の展開。
 登場人物の誰もがとても魅力的だし、人間の品性を感じます。さて、ふたりは「よねか」に出会えるのでしょうか…。

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2004/11/08 18:28

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2005/09/02 14:19

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2006/10/05 22:42

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2005/10/27 17:06

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2006/03/28 17:02

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2006/05/18 10:13

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2006/06/04 13:29

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2006/06/04 17:48

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2006/09/29 17:38

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2007/03/30 16:29

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2007/07/06 01:01

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2008/03/28 20:56

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2008/04/06 16:09

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