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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2000/06/09
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/338p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-760703-4
文庫

紙の本

韓非子 下 (文春文庫)

著者 安能 務 (著)

韓非子 下 (文春文庫)

税込 565 5pt

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みんなのレビュー3件

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評価内訳

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紙の本

「信賞必罰」、このゲーム理論的な視点

2002/01/04 12:51

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:FAT - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書『韓非子』は、上巻の「君主論」−君主の備えるべき能力や行動規範について論じる−であり、下巻の「支配体制論」−人身の安寧を確保し、政治支配を確たるものにするための仕組みについて論じる−から構成されている。俄然興味深くなるのは、下巻の「支配体制論」だろう。

 支配体制、すなわち「どのような政治支配の「仕組み」を構築するか」の要を、韓非子=安能氏は「信賞必罰」であるとする。日本では中国の政治倫理としては、儒教の「礼」に基づく各種の徳目が論じられる訳だが、韓非子は、儒教的な「礼」は、所詮公的な支配・被支配のない私人間の間の倫理でしかないと断じ、「礼」に基づく政治実践は笑止であり、君主は「法」の整備と「術」(官僚のコントロール術)の陶冶に力を注ぐべきであると説く。その法と術の実践形態が信賞必罰ということになる。
 さらにポイントとなるのが、この信賞必罰が人臣一般というよりも、政治を行う機関たる官僚組織の統制のための実践である点が強調されている点だ。つまり、「君は官を治めて、民を治めず」ということだ。よって、官僚機構を徹底的に効率的かつ公正に動かすためには、君臣間の忠に頼るのではなく、君主は、統制装置としての官僚機構と百戦を繰り返し、常に寝首をかくかもしれない家臣団をコントロールしなければならないということなのである。そのための方法論が、家臣団に対しては、法に照らして厳重に刑罰を断行し、かつ法に照らして功労者に対しては確実に報償を行うことなのである。
 ここに、非常に「近代的な」統治システム観が見て取れるというのは言い過ぎであろうか。いわば、人間理性の計算高さを前提に、国家機関を円滑に動かすためには、被治者にとって予測可能性の高い規範をたて、一定のルールで被治者が行動する(治者にとっては、被治者の行動を予測できる)ようになさしめるという、ゲーム理論的な発想である。アメリカなどで盛んに議論されている「法と経済学」の発想に近しいものを感じてしまう。君主訓導が「主流」のような中国の思想潮流の源に近い時代に、このような「近代的な」視角が開陳できた韓非子というのは、非常に興味をそそられる人物だと思うのである。

 なお、上巻の君主論は、どうしても処世訓じみたところがあり、読みにくい。特に、33箇条については、過去の礼と行動規範との関連が不明であったり、重複があったりと、些か未整理な所があり、読み進めるのがつらい。ただ、これらの君主の失敗の積み重ねから、韓非子の支配体制論も出てくるのであるから、斜め読み程度はした方が下巻の理解を助けるものと思われる。また、下巻を先に読んでから、上巻を摘み食い的に読むというのも、一つの楽しみ方かも知れない。

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紙の本

この時代の人はつまり老子を受け入れ、孔子を否定したいのだろうか…

2001/05/11 15:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:藍桐 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 上巻で戸惑うことになった原文訳文解説文の同居も下巻に入る頃には大分なれてきて、韓非子も年をとり、仕官することに。始皇帝に強引に招かれ帝王学を説くその場面が鮮明に描かれている。上巻での韓非子の発言と下巻での発言に少し食い違いが見え隠れするのも人間味があっておもしろい。
 そしてこの下巻では韓非子がどうやら老子の思想を受け入れ、孔子の思想(というよりも儒家)を批判したがっているのが良くわかる。老子自体が孔子の思想に対してとても批判的な人物だから(少なくても私はそう感じた)老子の思想に傾倒するなら当然のことなのだが…。
 宮城谷昌光の小説を先に読んでいた私は、韓非子の発言の中に出てくる歴史上の人物についても多少知識があったのでかなり読みやすかった。これからこの本を読もうと思っている方にも同時に宮城谷の中国歴史モノを読むことをオススメしたい。

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2017/11/23 16:58

投稿元:ブクログ

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